ニコール・キッドマン、テロに屈せず堂々来日
本年度のカンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、大喝采を受けた話題のミュージカル『ムーラン・ルージュ』の公開が11月17日に決定した。一般公開に先立ち、キャンペーンのため主演のニコール・キッドマンが来日し、10月25日、都内のホテルで記者会見が行なわれた。
アメリカ同時多発テロの影響で、海外の映画関係者が相次いでプロモーション活動をキャンセルするなか、敢えて来日した理由について聞かれると、「だって、来るって約束したんだもの。私は約束を守る女よ」とにっこりした。「このような時だからこそ、恐怖に支配されず決めたことをやり遂げるべき。世界は団結すべきだし、私のような立場にいる人間が勇気を態度で示さなければね」と、毅然とした様子で語った。また、「この映画のメッセージは愛。今、愛こそがすっかり変わってしまったこの世界に必要なものだと思うわ。人から愛し、愛されることって素晴らしいことだもの」と述べ、作品をPRした。
翌26日には、都内にあるお台場シネマメディアージュで開催されたチャリティープレミア試写会に出席し、監督であるバズ・ラーマンとともに舞台挨拶を行なった。チケットの売上金は赤十字社に寄付され、ニューヨーク復興のために役立てられる。
【関連サイト】
・『ムーラン・ルージュ』OFFICIAL SITE
http://www.foxjapan.com/movies/moulinrouge/
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