映画『ファイナルファンタジー』興行振るわず=スクウェアが約130億円の特別損失
2日、フルCG映画『ファイナルファンタジー』を製作したスクウェアは、同作の興行収入が計画していた金額に達しない可能性が出てきたことから、映画出資金について引当処理を行う方針を発表した。金額は確定されていないが、最大で130億円余りの特別損失を計上することになりそうだ。
『ファイナルファンタジー』は、坂口博信監督による同名ゲームソフトの映画化で、隕石と共に飛来した地球外生命体による人類滅亡の危機に、科学者アキが立ち向かっていくというストーリーだ。
同社がホノルルに設立したスクウェア・ピクチャーズにより、3年半の歳月と1億3700万ドルの製作費が投じられ、7月11日から日本人監督作品としては過去最大規模となる全米2500館以上で公開された。しかし、アメリカでの興行目標が8~9千万ドルに対し、実績は3千数百万ドルに留まる結果となった。日本でも9月15日から全国東宝洋画系で公開されているが、興行目標である9億円には達しない見通しだ。
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http://www.watch.impress.co.jp/movie/roadshow/2001/09/13/359.htm
【関連サイト】
・『ファイナルファンタジー』OFFICIAL SITE
http://www.FF-movie.net
・株式会社スクウェア
http://www.square.co.jp/
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