キネマ旬報の経営権が、西友から角川へ
映画評論誌「キネマ旬報」の経営権が、大手スーパー西友から角川書店へ売却された。西友の出版事業をになう子会社として、生活情報誌「レタスクラブ」や「マネージャパン」の出版を手掛けていたエス・エス・コミュニケーションズ(本社・東京)の発行済み株式80%が、角川書店に売却されることが21日に発表となった。
これに伴い同社の子会社である、映画評論誌「キネマ旬報」の経営権も角川に移ることになる。「キネマ旬報」は、1919年に創刊され、日本で最も歴史のある映画雑誌(現在の発行部数は、5万2000部)。91年にエス・エス社が経営支援に乗り出し、同社の完全子会社となっていた。
エス・エス社の親会社である西友が小売り本業に徹するため、生活情報誌を手がけたい角川書店からの株式譲渡の申し出に応じたという。
【関連サイト】
・キネマ旬報
http://www.kinejun.com/
・エス・エス・コミュニケーションズ
http://www.sscom.co.jp/
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