『ファイナルファンタジー』完成披露試写会で坂口博信監督が挨拶
7日、『ファイナルファンタジー』の完成披露試写会が、公開に先駆け有楽町・日劇東宝にて行われた。関係者やマスコミが多数集まる中、スクウェア・ピクチャーズが本社を置くホノルルより、坂口博信監督が舞台挨拶に駆けつけた。
先月11日より、全米2900スクリーン以上という日本人監督作品としては過去最大の規模で公開され、話題を集めた本作は、『マトリックス』『タイタニック』『フィフス・エレメント』を手掛けたハリウッドのクリエイターたちが坂口監督のもとに集結し、3年半の歳月を掛けて作られたフルCG映画。
オープニング作品として上映されたロカルノ映画祭では、1万人以上の観客を前に舞台挨拶を行った坂口監督だが、「見慣れた人たちがたくさんいる今の方が緊張している」と述べ、「野外上映のロカルノでは、上映前後に雷が鳴っていました。迷信深いと思われるかもしれませんが、母親を亡くした後、母親が近くに来る時は雷が鳴ると信じていて、その時は母親が自分の作品を観に来てくれたのかなって思いました。」と語った。
「亡き母への想いをラストのシーンに盛り込んだつもりです。また、自分の想い描いていた以上のものを作ってくれたスタッフが、魂を込めて作った部分を感じて欲しい」と日本の映画ファンにメッセージを送った。
限りなく実写に近いフルCG映像が楽しめる『ファイナルファンタジー』。日本での公開は10月を予定している。
【関連サイト】
・「ファイナルファンタジー」OFFICIAL SITE
http://www.ff-movie.net/
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