2000/02/18 20:09
500台ものPlayStation2で最新ソフトが体験できる ~ PLAYSTATION FESTIVAL 2000が19日から一般公開へ ~
期日:2月19日~20日(18日はビジネスデー)
会場:幕張メッセ国際展示場 北ホール
3月4日に発売を控えるPlayStation2(以下、PS2)の体験イベントが、19日から2日間にわたって一般公開される。この『PLAYSTATION FESTIVAL 2000』は、PS2の発売元であるソニー・コンピュータエンタテインメントが主催。一般公開に先立ち、18日をビジネスデーと位置付けてライセンシーやリセラーなどの招待者、そして報道関係者に公開した。
会場には幕張メッセの北9ホールと10ホールの一部が使われている。新作ソフトの試遊を中心とするイベントなので会場の構成は比較的シンプル。ソフトごとに円形のブースが設けられているほかは、PS2のパッケージなどがいくつかディスプレイされている程度で、通路に余裕を持たせた構成になっている。とはいえ、明日以降の混雑は必至。人気のタイトルでは、実際に試遊できるまでにかなりの待ち時間がでることも予想される。
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タイトルごとに円形のブースが用意され、それをぐるりと取り囲む形で試遊台が設置される。ブースあたり20台程度のPS2が用意されている |
トラックに積み込まれたPS2のパッケージは本物(残念ながら中身は入っていない…試遊機に使ったのだろう)。他にも、会場のあちこちにオブジェのごとくこの箱が積み上げられている |
ホールの奥に設けられたイベントステージでは、新作タイトルの発表やPS2の起動画面、設定画面の紹介などが行なわれた。冒頭で挨拶に立った同社代表取締役の久多良木氏は、18日午前0時から開始されたプレイステーション・ドットコムにおけるオンライン販売では、最初の1分余りで10万件を超えるヒットが集中し、サーバーがダウンしてしまったことに触れ、設備の増強に鋭意努力していることや、3月4日の発売に向けてできうる限りの供給体制を整える意志を語った。なお、プレイステーション・ドットコムのサイトは現在も激しい混雑が続いているが、予約販売は継続されている模様。ちなみに筆者も昨晩から朝まで10時間ぶっ続けで予約を試みたが、残念ながら予約は果たせないまま幕張へ足を運ぶ結果になっている。実はこの原稿も、バックグラウンドでサイトへのアクセスとリロードを繰り返しながらの執筆だ。なお、19日以降は、新作タイトルの紹介を中心とした数々のステージイベントが予定されている。
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エニックスの新作「0 STORY(ラブストーリー)」の出演者がイベントステージに登場してPR。ヒロイン役の平山綾ちゃん(右から3番目)をはじめ初音映莉子ちゃん(右から4番目)など、女性アイドルが多数出演 |
19日から会場限定で販売されるPS2グッズ。Tシャツとパーカーのほか、写真ではみえにくいがピンズも用意されている |
入場にあたっては、前売りで1000円、当日なら1200円の入場料が必要。これらは中学生以上に適用され、小学生までは、いずれも半額になる。ただし、会場の混雑状況によっては当日券の販売を中止したり、入場制限が行なわれることもあるとのことなので来場を考えている人は注意が必要だ。開催時間は午前10時から午後5時。一般公開日には、PS2に対応する体験版ソフトの配布が予定されているほか、会場限定のPS2グッズの販売も行なわれる。
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シンプルなブルーのパッケージに収められているのは、PS2本体とアナログコントローラーのデュアルショック2、PS2専用の8MBメモリ、AVケーブル、電源ケーブル、そしてユーティリティソフトと取扱説明書 |
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PS2に対応する各種ケーブル類。S端子ケーブルやAVマルチケーブルなどがある。これらのパッケージにはPlayStationのロゴがプリントされている |
PS2を縦置き、横置きにするときに利用するスタンドはいずれも別売。別売の周辺機器には、ほかに8MBのメモリカードと複数のコントローラーをつなぐマルチタップがある |
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3月17日に発売されるDVDビデオ「MATRIX」。DVDビデオのキラータイトルとして期待が大きい。モニタの上には、言語切り替えの方法などを解説する操作パネルが用意されていて、DVDビデオの特徴を印象づけている |
PS2対応ソフトのパッケージは、現在DVDビデオ用として普及しているものと同じサイズ。従来のCD-ROMのパッケージよりはひとまわり大きくなった |
◎関連URL
PLAYSTATION FESTIVAL 2000のホームページ
http://www.scei.co.jp/event/psfesta/menu.html
(矢作 晃)
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