2000/01/14 18:53
「Palm-size PC」から「Pocket PC」へ
マイクロソフトが先週ラスベガスで開催されたイベント「CES」で発表したニュースリリースの邦訳を公開している。Windows CE搭載の次世代のパームサイズPCに関するもので、いくつかの注目すべき内容を含んでいる。
まず、同社では現在、キーボードのない手のひらサイズのWindows CEマシンのことを「Palm-size PC」と呼んでいるが、この名称が「Pocket PC」に変更する。米国では、2000年上四半期にWindows CE 3.0を搭載する形で、カシオ、コンパック、HPなどから製品が出荷される予定となっている。国内での販売については今のところ未定。
これに伴い、現在、各端末についている「Powered by Microsoft Windows CE Palm-size PC」というロゴが「Windows-Powered Pocket PC」に変更されることになる。Windows CEの名称自体は、今後もOSの名前として存続する。
また、CESの中では、同社のビル・ゲイツ会長が基調講演で、「Microsoft Reader」と「Windows Media Player」のPocket PC用の2つのアプリケーションのデモを行なっている。
Microsoft Readerは、液晶画面上での文章表現能力を紙に近い状態にまで高める「Clear Type」と呼ばれる技術が用いられたソフトで、不正コピーを防止する機能も備えている。
Windows Media Playerは、ストリーミングメディア再生プレーヤーで、Windows MediaやMP3といったフォーマットをサポートしている。また、同ソフトは著作権保護機能も搭載している。なお、同ソフトの英語版は2月に同社のWebサイトよりダウンロードできるようになる予定。日本語版の提供については今のところ未定。
◎関連URL
■ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/011400pock.htm
(湯野 康隆)
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