1999/12/01 04:23
[PalmSource]Palm Computing、PalmOS 3.5Jβを披露
「パームソース東京サミット」の基調講演にて、Palmシリーズの開発元であるPalm Computingは、日本語化された次期PalmOSであるPalmOS 3.5Jβのプレビューを行なった。現在のPalm OS最新版は、英語版のPalmOS 3.3(PalmVxなどが搭載)である。
Palm OS 3.5自体は、さきに米国で開かれたPalm Sourceにて概要が発表されていたが、このPalmOS 3.5Jはその日本語版。プレビューは、実機ではなく、Macintosh用のPalm OS エミュレーター上で動作させたものとしてデモが行なわれた。
Palm OS 3.5の最大の変更点は、カラーやグレースケール表示に対応した点だ。国内で開発されたWWWブラウザであるPalmScapeをカラー対応させたものを動かし、実際のデモが行なわれた。
また、Palm OSのロードマップも示され、今後より多くのプラットフォームに対応可能し、テレフォニー(電話制御)機能を組み込んだPalm OS 4.0などの予定が示された。なお、12月1日のセッションでは、Palm OS 3.5の詳細なとが開発者向けに公開されるという。
Palm OSを採用したTRGのTRGProやHandSpringのVisorは、現在PalmOS 3.3を採用しており、来年には日本国内での販売が開始されるという。おそらく、そのタイミングやPalm Computing/日本IBMの新製品などの販売に合わせる形で、Palm OS 3.5Jが登場すると思われる。
(塩田紳ニ)
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