[COMDEX/Fall'99]石井英男のモバイルレポートLVCC編その2
Psion社の最新製品が勢揃い
Psionシリーズで有名な英国Psion社のブースでは、Psionシリーズの新製品がずらりと展示されていた。Psion社のPDAは、Symbian社のEPOC OSを搭載し、動作が高速で機能も充実していることで定評がある。以前のPsion社の主力製品は、Series 3とSeries 5であったが、同社ブースでは、ローエンドモデルの新製品「Revo」とSeries 5の後継製品「Series 5mx」、そして大型液晶パネルを備えた上位機種「Series 7」が展示されていた。Revoは、480×160ドットの液晶パネルと8MBのメモリを備えたローコストモデルであり、Series 3の後継機種として位置づけられる。Revoは、サイズが62×31×6.3mmと小さく、携帯性に優れる。基本的な機能は、Series 5とほぼ同等だ。
Series 5mxは、ベストセラーマシンのSeries 5をベースに、CPUやメモリ容量などを強化した製品である。液晶パネルの解像度は640×240ドットで、16MBのメモリを内蔵している。Series 5は、キーボードの使い勝手が優れていることでも定評がある。
最上位機種となるSeries 7は、カラーVGA液晶パネルを搭載していることが特徴だ。CPUもより高速なStrongARM SA1100(133MHz)を搭載し、PCカードスロットとコンパクトフラッシュカードスロットも装備したことで、拡張性も大幅に向上している。RevoやSeries 5mxに比べると、携帯性は劣るが、パワフルなPDAが欲しいという人にはお薦めだ。ただし、そのままでは日本語を利用できないことが難点だ(なお、Series 5mxでは、エヌフォーが開発したUniFEP for EPOCを利用することで日本語の表示や入力が可能である)。
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Psion社の新PDA「Revo」。コンパクトで携帯性に優れている |
左がSeries 5mx。右がRevo。RevoのほうがSeries 5mxよりも一回り小さい |
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カラーVGA液晶パネルを備えるSeries 7 |
Series 7の液晶パネル部分を閉じた様子 |
◎関連URL
COMDEX/Fall'99のホームページ(英文)
http://www.zdevents.com/comdex/fall99/
Psionのホームページ(英文)
http://www.psion.com/
(石井英男)
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