ラトックシステム社のIEEE-1394PCカードの新製品「CBFW3U/CBFW3P」。PCカードTypeII Extendedの形状をしており、IEEE-1394端子が直接PCカードに装備されている

　ラトックシステム社のブースでは、IEEE-1394関連の展示が中心に行なわれていた。ラトックシステム社は、古くからPCカード関連製品に力を入れていることで有名なベンダーであり、今回も、IEEE-1394 PCカードの新製品「CBFW3U/CBFW3P」を参考出展していた。

　CBFW3U（Windows用）/CBFW3P（Mac用）は、CardBus対応のIEEE-1394 PCカードで、現在発売されているCBFW1U（Windows用）とCBFW2（Mac用）の後継製品となる。CBFW1UとCBFW2は、IEEE-1394端子が外付けのコネクタボックスに設けられているが、CBFW3U/CBFW3Pは、形状がPCカードTypeII Extended（PCカードの先にコネクタなどが設けられている形状）になっており、IEEE-1394端子（6ピン×2）が直接PCカードに用意されている。また、パワーマネジメント機能に対応し、PC本体がスリープ状態にあっても、PHY（物理層）部分は動作しているので、IEEE-1394パケットを中継できることが特徴だ。CBFW3U/CBFW3Pは、2000年3月頃の発売を予定しているとのことだ。価格は現在のCBFW1UやCBFW2と同程度になるという。

◎関連URL
COMDEX/Fall'99のホームページ（英文）
http://www.zdevents.com/comdex/fall99/
ラトックシステムのホームページ
http://www.rexpccard.co.jp/home.shtml

（石井英男）