1999/11/16 15:10
ソニー、携帯音楽プレーヤーなど「VAIO GEAR」3種
ソニーは16日、バイオと連携して使う携帯音楽プレーヤーなどのバイオ専用商品を、「VAIO GEAR」シリーズとして発表。今回発表されたのはUSB接続の小型CCDカメラ「バイオカメラ PCGA-VC1」、データビューワー「バイオインフォキャリー VNW-V10」、携帯音楽プレーヤー「バイオミュージッククリップ MC-P10」の3製品。価格はいずれもオープンプライス。発売日、予想価格は下表に掲げる。
製品名 型番 | 発売日 | 予想価格 |
バイオカメラ PCGA-VC1 | 12月11日 | 2万円前後 |
バイオインフォキャリー VNW-V10 | 12月25日 | 2万円前後 |
バイオミュージッククリップ MC-P10 | 2000年1月15日 | 3万円台後半 |
バイオカメラ「PCGA-VC1」は、バイオとUSBで接続して動画や静止画を撮影できるCCDカメラ。ノート型バイオには、液晶部分にクリップで取りつけることができる。CCDは1/6型・41万画素で、VGA(640×480)サイズの静止画・動画の撮影ができる。電源はUSB経由でパソコン本体から供給する。音声は付属のタイピン型マイクロフォン(モノラル)で収録できる。ソニーオリジナルのソフト「Smart Capture Ver.2.3」が付属しており、CCDカメラの映像を静止画や動画(MPEG-1)ファイルとして保存したり、電子メールで送付できる。
バイオインフォキャリー「VNW-V10」は、重量約90g、サイズ74.4×94.3×8.5mm(幅×奥行×高)と小型軽量のデータビューワー。ビューワー専用で、データを編集・作成する機能は持たない。バックライト付きのモノクロ液晶(320×240ドット)を搭載、バイオとの接続はUSB。バイオからメール、テキストファイル、住所録、スケジュール、Web、地図などの情報を転送して閲覧する。転送したデータはディレクトリ状のメニューと本体側面のジョグダイヤルによって選択・閲覧する。電源は単4アルカリ乾電池×1本で、約20時間の連続使用ができる。バイオからデータ転送を行なうソフトなどが付属する。
バイオミュージッククリップ「MC-P10」は、重量約48g、体積約30ccの小型軽量の携帯型音楽プレーヤー。バイオ本体とはUSBで接続する。年内に発売が予定されている著作権保護機能のついたメモリースティックウォークマンなどと共通の著作権保護技術「Open MG」で暗号化して音楽ファイルをバイオのHDD上に録音する。音声データの圧縮方式はMP3とATRAC3に対応。付属ソフト「OpenMG Jukebox」を使ってどちらの方式も利用できる。メモリは64MBを本体内に内蔵しており、MP3の128kbpsモードで約60分、ATRAC3の標準モードでやく80分のステレオ音声を収録できる。電源は単3アルカリ乾電池×1本で、約5時間利用できる。
このほか、すでに発表されているUSBジョグコントローラー「PCDA-J1」(12月11日出荷予定)も「VAIO GEAR」シリーズ製品として扱われる。
◎お問い合わせ
バイオカタログセンター
Tel: 03-5454-0700
◎関連URL
プレスリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/199911/99-1116/
既発表のUSBジョグコントローラー製品情報
http://vaio.sony.co.jp/Info/Event/Congress/j1.html
(工藤ひろえ)
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