ソニー、ミニディスクAVレコーダー「MD DISCAM」

　ソニーは1日、MDディスクに動画や静止画、音声を記録するAVレコーダー「MD DISCAM　DCM-M1」を発表。12月3日より25万円で販売開始する。

　「DCM-M1」で使用するディスクはMDDATA2フォーマットに準拠したもの。MDDATA2規格は、データの読み出し/書き込み速度が9.4Mbps（２倍速時）に高速化、ディスク容量を現行ディスク（140MB）の4.6倍（650MB）に大容量化したものだ。ソニーでは、「DCM-M1」と同時にMDDATA2対応ディスク「MMD-640A」の販売を開始する。画像圧縮技術にはMPEG-2が採用されており、1枚のMDDATA2ディスクに最大20分、静止画で焼く4500枚、音声のみで最大260分を記録できる。

　「DCM-M1」ではカメラ本体にアプリックス社の家電製品向けリアルタイムOS「JBlend」を採用。アプリックスによれば、「JBlend」はJava技術を利用したJTRON仕様のOSで、ターゲットとなるハードウェアがなくてもパソコン上でGUI画面を確認しながらデバッグできるなど、GUIインターフェイスの設計に優れた機能を持つという。

　「DCM-M1」では、ディスクならではのランダムアクセス機能やノンリニア編集機能を搭載。パソコンに接続することなく、本体だけで手軽に映像の編集・加工が可能で、画面の指示にしたがってペンタッチすることで、トラックの削除や分割、並べ替えのほか、トリミング、映像の切り替えやエフェクトの設定、タイトルの挿入などができる。

　また、録音済み音楽用MDの再生機能も搭載している。

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◎関連URL
DCM-M1プレスリリース
http://www.sony.co.jp/sd/CorporateCruise/Press/199911/99-1101/
DCM-M1製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/ProductsPark/Consumer/VD/mddiscam/index.html
JBlend製品情報（アプリックス）
http://www.jblend.com/

（工藤ひろえ）