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北原静香
コンピュータ歴はなんと小学生から。Windows NTやLinux関連の原稿をおもに執筆。プログラムも書いたりしちゃう方であるが、素顔はぱっちりした目がチャーミングな女性なのだ。
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大好きな東急ハンズ(渋谷店)でウィンドウショッピングしてたら、外人さんがテレビの前で騒いでた。なんだろうって思って近づいてみたら、オモチャのビデオカメラが展示してあった。最初は「なーんだオモチャかぁ」って馬鹿にしてたんだけど、よーく見たらこれって結構スゴイ製品って気がしてきちゃったの。で、そのスゴイオモチャの正体は、バンダイが今年の1月に発売した『ワイヤレス・カラーテレビカメラ 撮っちゃoh!』だったの。外人さんは日本のオモチャ事情に超ビックリって感じで、私が手にとってよく見てみようって思ってもなかなか隙を見せてくれなかったんだから(笑)。
■ ワイヤレスなビデオカメラ
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バンダイ 撮っちゃoh! 標準価格6000円 問い合わせ先 Tel:03-3847-5029 TV/ビデオのRFアンテナ端子に付属のアンテナを接続して、カラー映像と音声を簡単に送信するテレビカメラ。テレビのチャンネルは2または3に合わせて視聴する。ビデオに接続すれば、録画もできる。ボディカラーは写真のピンクとブルーの2色 |
わざわざ『撮っちゃOh!』を「ワイヤレス」って言うのにはちゃんと理由があって、このカメラの中には録画用のテープを入れるところがない。じゃあどうするのかって言うと、家庭のテレビやビデオのRF端子に付属のアンテナを接続して、『撮っちゃOh!』が発信する電波(2チャンネル)を受信してもらうわけ。この電波はちょっとくらい距離が離れてたり、間に襖とかがあっても受信できちゃうので、パーティなんかに『撮っちゃOh!』と大きなテレビを用意するといいかも。普通のビデオカメラと違って撮ってる人とおんなじ映像をみんなで同時に見れるから、かなり盛り上がりそうな予感。でも、下手にビデオに録画したら、へべれけに酔っ払った自分の姿を見る羽目になっちゃうかも。もちろん音声もちゃんとひろってるので、みんなカメラの前ではあんまりうかつなこと言わなくなっちゃうかな。
それとか、玄関先においておいて、来客を居間のテレビで確認するって使いかたもいいかも。ちょっとした防犯カメラみたいに利用できそうな気がする(実はちょっと趣味の悪い遊びを思い付いたんだけど、人が悪いのバレそうだから秘密~)。
■ オモチャっぽさもいいみたい
『撮っちゃOh!』のサイズは215×155×115mm(幅×高×奥行)と、ビデオカメラとしてはそんなに小さいってわけじゃないんだよね。でも、「テープがないだけでこんなに軽くなるの」ってくらい持った感じの軽量感は抜群。バンダイは『撮っちゃOh!』の対象年齢を4歳以上の男女って設定してるから、これは子供でも楽に持てる重さってことなんだろうなあ。
色はブルーとピンクの2色があって、デザインはいかにもオモチャっぽい。だけど女の子が持つのんだったらぜんぜん違和感なし。っていうか是非女の子に持って欲しいって雰囲気のデザインかも(デザイナーさんの意図がぜんぜん違ってたらどうしよう)。
ちなみに『撮っちゃOh!』の定価は6000円と、ビデオカメラとしてはとーってもリーズナブル(でも子供のオモチャにはちょっと高いような気がするのは私だけ?)。
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アンテナをたてるとこんな感じ |
電池は9Vの角型を使う |
■ ナメたらアカンって感じ?
最近はスケルトンのカラーテレビとかあるし、組みあわせ次第ではすごくキュートな実用品になりそう。ちなみに、東急ハンズで展示してたときは3インチくらいのカラフルな小さいテレビに映してたんだけど、私だったらSONYのビデオウォークマンと組み合わせちゃう。ほら、とってもモバイルって感じしない? でも、今すごくHi8のビデオウォークマンが欲いからそう思いこんでるだけなのかも。
それにしても最近は、オモチャと思って馬鹿にできないよね。こんな楽しそうなものを子供だけのものにしちゃうのは、ぜーったいもったいないと思うもん。でも本当にナメちゃ駄目って感じなのは、こんな製品を子供のオモチャとして作れちゃうってことなのかも。
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携帯電話とのサイズ比較。そんなに小さいって感じじゃないよね |
カーナビ用のテレビに画像を送信すると、ちゃーんと外の景色が映る |
◎関連URL
■『撮っちゃoh!』製品情報
http://www2.channel.or.jp/cgi-bin/products/bfind.cgi?number=001721
(北原静香)
2000/03/22
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