こどもとIT
3歳からプログラミングが学べる可愛いロボット玩具「キュベット」を体験してきた
2017年7月24日 17:54
3歳からプログラミングの基礎を学べる知育玩具として注目を集める「プリモトイズ キュベット」(以下、キュベット)が、夏休み期間に合わせて、国内デパートで期間限定デモを実施します。今回は、恵比寿三越で行われたデモを見学に行ってきました。
キュベットは、プログラミング教育先進国のイギリスで生まれた幼児向けの玩具。2016年にクラウドファンディング「Kickstarter」にて、EdTechプロジェクトとしては史上最高額となる160万ドルを集めて商品化されています。
子どもの自主性に基づいた教育を実践するモンテッソーリ教育の理念に沿って開発されており、その大きな特徴の1つが「スクリーンを使わない」ことです。子ども向けプログラミング玩具は数多く登場していますが、その多くが、PCやタブレットなどのスクリーンやアプリケーションを必要としています。しかし、キュベットは一切スクリーンを使用せず、製品は下記の5つだけで構成されています。
- 木製のロボット「キュベット」
- プログラミング用の木製パネル
- カラフルなプログラミング用ブロック16個
- ロボットが動き回るマップ
- 遊び方を解説するストーリーブック
スクリーンを使用しないため、遊ぶにあたって心理的に特別な障壁はなく、積み木やブロック遊びなど他の玩具と同じように遊ぶことができるのです。そのため、多くのプログラミング玩具と異なり、対象年齢は3歳からと低いのが特徴。海外では、イギリスやアメリカ、フランスなど2000か所以上の教育機関にも導入されており、日本国内でも横浜市の保育園などに導入されているそうです。
では実際にどのように遊ぶのでしょう。木製のコントロールパネルに、カラフルな指示ブロックをはめてボタンを押すだけ。それでキュベットがマップの上を動き出しますよ。緑ブロックは「前進」、赤ブロックは「右折」、黄色ブロックは「左折」の意味を持ちます。では、実際にキュベットが動くところを動画で見てもらいましょう。
当初、キュベットのデザインについては、車型にする案もあったそうですが、性別関係なく遊んでほしいという思いから可愛らしいロボットのデザインを採用したそうです。私も、遊んでいるうちに、一生懸命動くキュベットに愛着が沸いてきました。
4色のブロックのうち「青」のブロックは少し特殊な働きをするため、「ファンクションブロック」と呼ばれています。コントロールパネルの右側の線で囲われた部分にプログラミングされた一連の流れを繰り返すのが青ブロックです。
自分のプログラミングした通りにロボットが動き出すと、大人でもかなり興奮します。子どもにとってはたまらないことでしょう。ロボットを動かすことは、「自分がテクノロジーを動かしている」という実感に繋がります。「読み・書き・プログラミング」の時代が来るとも言われている中で、この体験は重要ではないでしょうか。
「プリモトイズ キュベット」は29,600円(税抜)。実際にキュベットを触って試すことができる期間限定デモの出店概要は下記の通りです。
開催期間 | 店舗 | 時間 | 場所 |
---|---|---|---|
7月19日~25日 | 東京 恵比寿三越 | 11:00-20:00 | 本館地下1階 こどもパーク前 |
7月29日、30日 | 東京 日本橋髙島屋 | 11:00-17:00 | 5階キッズスペース |
8月11日~13日 | 東京 伊勢丹新宿本店 | 11:00-17:00 | 本館6階=センタパーク「デジタルホビーフェス」 |
8月16日~22日 | 東京 新宿髙島屋 | 11:00-17:00 | 9階特設会場(こどもイベントスペース) |
8月25日~27日 | 東京 玉川髙島屋 | 11:00-17:00 | 5階おもちゃ売り場 |
9月8日~10日 | 京都 京都髙島屋 | 11:00-17:00 | 本館5階おもちゃ売り場キッズパーク |