イルミネーションのステキな季節がやってきましたね。これからクリスマスが近づくにつれ、街に光がさらに増えていくのではないでしょうか。
そんなイルミネーションの輝きを、より魅力的に表現してくれるアイテムといえば、クロスフィルター。
レンズに装着するフィルターの種類のひとつで、クロスフィルターをつけて電球や光、水面などを撮影すると、美しくクロスした光の筋を表現することができます。
クロスフィルターには、光が4本線になるものから6本線のもの、8本線のものなど数種類あります。 どれも光をよりキラキラと輝かせ、幻想的に演出してくれる効果があります。
クロスフィルターを効果的に使うには、フレーム内に点光源を入れてください。あまりたくさん入れるとうるさい画づくりになってしまうので、夜景などを撮る場合、あくまでもアクセントとして光を演出するのがいいと思います。
さて、実際にイルミネーションや夜景を撮影に行こう! ということで、今回使用するクロスフィルターはケンコーから発売されている「PRO1D R-クロススクリーン(W)」。
イルミネーションなどをより強く印象的に撮影できる「R-クロススクリーン」のコーティングが改良されたPRO1Dタイプで、4本線が出るものです。
フレアーやゴーストの発生を抑えるために、フィルター両面にデジタルマルチコーティング<DMC>とつや消し加工「黒色アルサテンアルマイト」の枠が採用されています。
今回私が使うカメラPENTAX K-rのレンズは52mmなので、それに合わせたフィルター径52mmのものを選びます。フィルター径49〜82mmまで揃っています。手に取って実際によく見てみると、透明なガラスの表面に細い線状の溝が規則的に入っています。
クロスフィルターを初めて使うこともあり、PRO1D R-クロススクリーン(W)をかざして見るだけで、光がクロスして見えることに驚いてしまいました。
夜景の撮影なので三脚の出番です。カメラをセットした後、PRO1D R-クロススクリーン(W)をレンズに装着します。夜景はマニュアルモードに設定して、絞り値をF11まで絞って撮影しました。
途中でPRO1D R-クロススクリーン(W)をくるくる回すと、光条も変わります。ひとつの景色でも印象が変わるので、回しながら撮ると楽しめるかと思います。
PRO1D R-クロススクリーン(W)を使うことで、景色が一気にロマンチックになったように感じました。いつもの夜景やイルミネーションに、さらなる華やかさをプラスしてみてはいかがですか?
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大小のクロス状の光条を出すことができます |
クロススクリーンをくるくる回して効果を変化させられます |