お気に入りのバッグにデジイチを入れて持ち歩きたいけれど、これだと思えるインナーポーチが見つからない……? わかります。せっかくのバッグに、四角い、機能を満たしただけのインナーポーチを入れる気にならないのですよね? クッションは効いてるけれど、ハートに効いてこないんですよね? ならばケンコーの「aosta mona」(アオスタ モナ)はいかがでしょう。
バッグにそのまますっぽり入れられるカメラポーチなんですが、まず目をひくのが、見るだけで気分が明るくなりそうな華やかなデザイン。バッグの中に隠して使うのはもったいないのでは? とすら思ってしまいます。この中に、ミラーレスからレンズ付きのデジタル一眼レフまでまるごと収まります。レンズをつけたままのデジタル一眼レフなら横に。レンズを取り外せば、さらにもう1本交換レンズが入れられる収納力があるんです。
本体は大事なカメラを衝撃から守るパッド入り。加えて、バッグのフタが固めでしっかりしているのがポイントです。おかげで、上に他の荷物の重さがかかっても、中のカメラに影響しないんです。あまり上に乗せすぎると、撮りたいときに素早く取り出せなくなってしまいますが、荷物が増えがちな女性のバッグには大事な機能ですよね。フタはゴムで固定できるので、うっかり開くこともありません。このゴムも、先端に同じ柄でつまみをつけるなど、さりげないところに配慮されています。
中は仕切りだけのシンプルな構造ですが、外側にはゴムシャーリング付のポケットが4つもついているので、バッテリーやメモリーカード、クリーニング系のアイテムまで収納もばっちり。そのままバッグとして持ち歩いてもいいくらいのカメラポーチなんです。
実は、バッグインバッグにはちょっとうるさい筆者。あくまでも個人的に、ですが、いいバッグインバッグとは「軽く、バッグの中でクタらず広がらず、もとの形をしっかりキープでき、中の小物が立ち続けられるもの」と定義しております。ふにゃにふにゃしていたら、出し入れしているうちに潰れてしまうし、バッグの中で口が広がりすぎると、入れている意味がない状態になりやすいのですよね。でも、しっかりした素材のバッグインバッグは意外と見つかりません。その点、この「aosta mona」はしっかり形をキープできるし、中の仕切りが広がりを防ぎつつ、小物の姿勢も保ちやすく、普通のバッグインバッグとしてもかなり理想的! そんな意味でもおすすめの製品です。