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せっかく買うならブルーレイも!
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お茶会の話題で出てきた、デジカメ画像・動画のバックアップ問題 | テレビ+ブルーレイレコーダーがあるならパソコン側もブルーレイ対応がおすすめ |
彼女には、実際にパッケージを開けるところから説明しました。中身は製品本体、付属ソフトの入ったディスク、パソコンと接続するためのUSBケーブル、マニュアルの4点とシンプルです。パープルホワイトの光沢や、ワインレッドの色のキレイさと、240gという軽さ、横・奥行き133mm、厚さ14.8mmのコンパクトさにおどろかれました。
接続方法もごくごく簡単で、付属しているUSBケーブルでパソコンとつなげるだけ。USBケーブルのパソコン側がふたまたになっている理由を聞かれましたが、これは「BDR-XD04R/W/BK」が、USBケーブルから電源供給される「バスパワー」という方式で、もし電源パソコン側で電源供給が不安定になっても問題なく書き込みや読み込みが続けられるように、ふたつのコネクターを接続しておけるものです。
また、「BDR-XD04R/W/BK」は最近多いトレー式やスロットインではなく「クラムシェル」と呼ばれる、貝のようにフタが開くタイプ。私個人的にはディスクを入れるときに安定感があってこのタイプのほうが好きです。
パッケージの構成はシンプル | 240gと軽い本体。ごくコンパクトでサイズはCDケースとあまり変わらない |
クラムシェル型なのでフタがぱかっと開いて、ディスクを上から置く | 付属のふたまたのUSBケーブルでしっかり接続すれば、電源供給がさらに安定 |
ひととおり外観の説明が終わったあと、使い方についても説明しました。たとえば、いっぱいになってしまったHDDのバックアップなら2層の50GBのディスクが便利。この「BDR-XD04R/W/BK」では1枚で128GB対応の「BDXL 4層」の読み書きもできますが、BDXLはまだ1枚あたりの価格が数千円と高いので、まとめ買いすれば1枚300円程度で買える、50GB 2層が使いやすいラインです。また、大容量のSDカードのバックアップをとるなら、25GB 1層が1枚あたり100円前後とさらに安いので気楽に使えます。
そして、こんなふうにブルーレイディスクにデジカメ写真のバックアップをとるときにオススメなのが、写真のサムネイルをパソコンのHDDやオンラインのWebアルバム、Dropboxなどクラウドサービスに保存しておく方法。フォルダをディスク名と対応させておけばディスクから画像を探すときにラクですし、800×600ピクセル程度の縮小した小さめの画像だけをパソコン本体に残しておけば、メールで送ったり、FacebookやmixiなどのSNSでアップロードするなどの作業ならこれで十分なことも多いからです。数MB、数十MBのRAWファイルやフルサイズのJPG画像に比べ、100KB以下のごく小さいファイルですが、意外に実用的です。
画像のリサイズには、使い慣れたレタッチソフトがなければ、たとえば、オンラインソフトの「縮小専用。」を使うと、ドラッグ&ドロップでサムネイルの作成ができてラク。1枚4〜5MBの一眼レフデジカメの画像が、100枚で10MBぐらいになるとイメージしておくといいと思います。
また、オンラインアルバムなら、マイクロソフトの無料ソフト、Windows Liveフォトギャラリーをインストールしておくと、SkyDriveにアップロードする際に長辺1,600ピクセルや600ピクセルに自動的に縮小することもできるので便利。SkyDriveは7GBまでは無料で使えるので、すぐにいっぱいになるということもありません。iPhoneなどスマートフォン用のアプリもあるのでかなり使いこなせます。
さらに、写真や動画を保存したブルーレイは、その内容で作ったフォトブックと一緒に保管しておくとさらに整理しやすくなります。フォトブックは最近とても手軽になり、500円から1,500円程度で十分立派なものが作れます。抜粋した写真で作っておけば誰かに見せるときもパソコンで見てもらうより手軽でおすすめです。
ブルーレイディスクなら、大容量のSDカードも一気にバックアップがとれます | 最近作りやすくなったフォトアルバムを作成しておけばディスクの保管にも便利 |
「BDR-XD04R/W/BK」は添付ソフトも充実しているのですが、慣れないうちはソフトの種類が多すぎてかえってわかりにくいので、使うものだけショートカットを作って、わかりやすい名前に変えておくことをおすすめしました。たとえば「パソコンデータのバックアップ」とか「TV用のメニューつき」などなど。
添付のソフトは、DVDやブルーレイにデータをバックアップする「PowerBackup 2」、TVなどでも読めるよう、メニュー付きディスクの作成ができる「PowerDirector 8」、ディスクのラベル印刷ができる「LabelPrint 2」など9種類。CD、DVD、ブルーレイの読み込み・書き込みに関するおもなソフトはひととおり揃っているので、あとから買い足す必要がありません。もちろん、使い慣れているソフトがあれば必ずしも使う必要はないのですが、ブルーレイのメニュー作りから書き込みなどは添付のソフトを使う場合が多くなると思います。ドラッグ&ドロップで指定できるソフトも多くて、使い方は難しくありません。
ちょっとだけがんばって、テレビで見られるようにメニュー付きのディスクを作る方法を覚えておけば、見直す機会も増えるはず。ソフトにあらかじめテンプレートが登録されているのでメニューのデザインもばっちりです。うちの実家もテレビがブルーレイ対応で、「孫の写真と動画はブルーレイでお願いね。そのほうがキレイだから」と指定されるのでプレゼントにときどき作りますが、想像以上に感動してもらえます。
また、「BDR-XD04R/W/BK」はブルーレイで最大6倍、DVDで最大8倍。内蔵型に比べると最速というわけではありませんが、あまりパソコンに詳しくない場合は、トラブルはできるだけ避けて安定して動くものがいちばん。パイオニアのドライブはトラブルが少ないと定評があるので、その点でもおすすめできます。
パイオニアの場合、ドライブ自体の性能が高いことに加えて機能も充実。たとえば子どもはキラキラしたものが好きなせいか、DVDやCDを見つけるとおもちゃにして遊んでしまい、気がつくと盤面が傷だらけ、なんてこともしょっちゅう。そんな、ほかのドライブで読み込めなくなってしまったディスクも「PowerRead」の機能で読めるかもしれません。
また、大切にしたいCDを傷つけられてしまって、再生中に「プチッ」というノイズが出るようになってしまった場合も、「PureRead 2+」という機能でキレイに原音が聞けるので安心です。
コンパクトで軽い本体なので持ち歩きもラクなので、泊まりがけで実家に帰るときなどに、軽いUltrabookと一緒に持って帰ってポータブルDVD、ブルーレイプレーヤーとしても使えます。また、CDからブルーレイまであらゆるディスクに対応しているので、旅行で撮った写真やムービーも、行った先の環境に合わせてデータを保存して、その場で渡して帰れます。
ブルーレイがもっと高くて使いにくいと思っていた、と感想をもらい、かなり前向きに検討していた彼女。写真や動画のバックアップはいちど決まった流れができてしまえばそれほど手間ではないですし、大切な写真がパソコンのトラブルで万が一消えてしまったときのことを考えるとやはりディスク保存は安心。ブルーレイが組み込まれたAV機器が、「BDR-XD04R/W/BK」をプラスすることでさらにうまく活用できるように祈っています。
CDで遊ばれてノイズが出るようになってしまっても「PureRead 2+」でまたキレイな原音が聞けるかも | 写真や動画をメニュー付きでDVDやブルーレイに保存。家族みんなで大画面で見られます |
泊まりがけで帰省する際などもUltrabookなどと組み合わせればポータブルDVD・ブルーレイプレーヤーに | CDからブルーレイまであらゆるディスクに対応しているので、相手の環境に合わせたデータ保存ができます |