仕事柄、外で取材があるときは、デジタル一眼レフとストロボ、小型のビデオカメラを持ち歩いています。実際は、これに財布や化粧ポーチなどの私物がたっぷり入った、A4サイズの資料も入るバッグが加わります。全部持っている様子は、端から見ると大変なことになっているようです。カメラを入れたバッグのショルダーベルトは肩からずり落ちるし、食い込みがちで、小ぶりなはずなのに、帰宅するといつも妙にぐったり……。できることならもっと荷物を軽くしたい。
なんとかしたくて試したのが、フィンランドで誕生したデザインカンパニー Golla(ゴッラ)のMサイズのカメラバッグでした。黒くて無骨なカメラバッグとは異なり、カラフルな色遣いと、スッキリ美しいデザインが特長のバッグです。フラップ部分とフロントと中の3か所にポケットがあり、中には取り外し可能なマジックテープ付きの間仕切りが3つついています。今回届いたのはビビッドなピンクで、見ているだけで元気がでそう! フラップ部分に描かれた花の模様もさりげなくておしゃれです。
ただ、最初は「あまり収納力なさそうだから、自分の用途には合わないかも……」と思っていました。しかし、荷物を入れ替えてみたら、全部入ってしまったのです。デジタル一眼レフはレンズ付きのまますっぽり入ります。隙間にストロボを入れ、上にポーチに入れたビデオカメラを収納。小ぶりのレンズならあと1本くらい持ち歩けそうです。マイクロフォーサーズ機なら、本体と交換レンズを入れて、さらにお財布などの小物もまとめて収納できちゃうくらいの収納力なんです。気がついたら「あれ、普段のバッグこれでよくない?」くらいの勢い。
肩にかけてみると、負担がとても軽いのにも感激! そのまま仕事にでかけてみたところ、中身だけで約1840gあるはずなのに、実に軽快に動けるのです。ショルダーストラップが太く、肩パットも大きいため、安定するからでしょう。フラップ式なので、全体がスッキリとコンパクトに見えるのもうれしい限りです。
バッグ単体の重さを測ってみたところ約600gでした。これまで使っていたバッグは、小ぶりのショルダーバッグにウレタンのインナーケースを入れたもの。重さはなんと932g! 重くないように見えて、実は意外と重量がありました。Gollaなら、同じ量の荷物を、スッキリ負担なく持ちあるけることが分かったのです。
どうせ持ち歩くなら、軽くておしゃれなほうがいい! Gollaのカメラバッグはそれをかなえてくれるようですよ。