デジカメの記録メディアとしてもっともスタンダードな「SDカード」。昔は高かった価格も、いまではノーブランドの4GBなら300円台で買えるほど安いものになっています。普段デジカメで使うSDカードは大容量のカードにどんどん買い換えることもあって、昔使っていた中途半端な容量のSDカードは手元に余っている、という方も多いのではないでしょうか?
私も、現在メインで使っているのは32GBのSDHCカードですが、それでも3,000円以下でした。一応、8GB(1,000円以下で購入)も予備に使ってはいますが、それ以下はもうすでにデッドストックです。デジカメを買ったばかりの時に使っていた16MBのSDカードにはじまり、すでになぜ手元にあるかわからない512MBのmicroSDカード、1GB、4GB……と普段使わないカードが結構あります。
しかし、このデッドストックのSDカード、ときどきデータのやりとりに使うことがあります。安いものなので「返さなくていいから」とビニール傘のような勢いで使えるわけです。最近はインターネット経由でのデータのやりとりも簡単になりましたが、それでも1GB以上のサイズを送るのは大変ですし、相手にも迷惑。普通はDVDに保存して渡せばいいのですが、私個人の経験では、なぜかパソコンに詳しくない友達ほどDVD-RよりSDカードの方が喜ばれ、画像だけならSDカードのほうが確実なこともよくあります。
普段よくそんなやりとりをするので、今回のこの「SDカードアルバム」を見たときにも「なるほどね!」と思いました。これは、手のひらサイズの小さな厚みのあるバインダーに、SDカードをセットできるもの。布地の表紙、カラフルなゴムバンドと、かわいい雰囲気にも関わらず、写真のプリントではなく記録メディアごと保管してしまうという、開いただけでは写真が見られない意外に斬新なアルバムです。
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手のひらサイズの「SDカードアルバム」。写真はクリーム |
製品自体は小さなもので、横8.5cm×縦8.6cmと手のひらサイズ。厚みは2cmほどあり、束ねた状態なら立てて置いておくこともできます。カラーはマゼンタ(ピンク色)、クリーム、チョコレートの3タイプ。SDカードが保存できるフォルダーが4枚束ねられていて、見た目は小さなハードカバーの本かスケジュール帳のよう。合計4枚のSDカードが収納でき、かわいいシールが5シート付き。このシールで収納ページをスクラップブッキングで飾ることもできます。SDカードのラベル自体には中身や日付は書きにくいので、見開きのページにいろいろと書き込んで残せて便利です。
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スクラップブッキングに便利なシールが詰まったシートが5枚付属 |
SDカードのフォルダ4枚が束ねられ、合計4枚収納できます |
製品としてすすめられている用途は、結婚式や歓送迎会の贈り物など。台紙が寄せ書き代わりにもなるし、何人分かを集めて渡すときにもそのままSDカードを用意してもらえればいいだけなので便利そうです。ちなみに、SDカードのアダプターを取り付けたmicroSDカードもギリギリ入りますので、相手がケータイしか持っていない場合には(相手のケータイによっては画像変換やフォルダ名をあわせるなど多少工夫は必要ですが)microSDカードに保存して渡すという手もあります。
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少し固めですが、microSDカードもアダプターをつけた状態で収納できます |
内容に合わせてシールで飾ったり書き込んで仕上げます |
気がつけば手頃になっていたSDカードを使って、アルバムが作れるこのグッズ。結婚式や歓送迎会以外にも、一緒に旅行に行った友達へSDカードに旅行で撮った写真を保存して渡したり、すぐにどこかに行ってしまうSDカードの一時保管場所として使う、など意外に使い道がいろいろあるグッズです。