最近は、スマートフォンのカメラですら、コンパクトデジタルカメラに匹敵する高画素。なんでもしっかり撮れます。でも、たまにゆる〜い写真を撮りたくなることないですか? 高級料理を食べつづけていると、突然、ご飯と漬け物とか、お茶漬けが食べたくなるような、そんな感じです。
そんな気分の変化は「チョコレートカメラ」がカバーします。ご覧の通り、本物のチョコレートと間違いそうなおいしそうな外観なのに、ファインダーとレンズがついていて、写真が撮れちゃうデジタルカメラなのです。メモリーもバッテリーも内蔵なので、付属のUSBケーブルでパソコンと接続して充電すればすぐ使えます。しかも、連写、セルフタイマー、解像度の2段階選択、音声なしのムービー撮影機能まであるという多機能ぶり。
多機能とはいっても、小さな液晶画面に撮影枚数が表示されるだけで、撮った写真は確認できません。現像するまで撮れたかどうか分からないフィルムカメラのように、パソコンに取り込むまで、ちゃんと撮れているかどうかも分からないのです。撮れていても、その画質は、まどろみの中の風景のように、不鮮明でピントもゆるゆる。でも、使っているうちに、その不自由さが逆に心地よく思えて来るから不思議です。
いつもと違った写真の世界を味わいたくなったら、この「チョコレートカメラ」で撮ってみるのも悪くないかも。キーホルダーがついているので、バッグの金具に取り付けておけば、チャームとしても楽しめますしね! ただし、撮影後に本体の主電源をOFFにすると、内蔵メモリに記録されていた写真はすべて消去されてしまうので注意が必要です。充電したら電源は常にONに! 液晶の右側にある、金色のファンクションボタンでON/OFFを切り替えましょう。