写真に穴を開けずに飾れる小さなハンガー「PhotoHanger」

製品名:PhotoHanger(銀メッキ)
メーカー名:+d
価格:500円(税込み(5個入り))
入手先:アッシュコンセプト

 プリントした写真の飾り方にはいろいろありますが、いちばん簡単なのは壁やコルクボードに、ピンや画鋲でとめる方法。ただ、これだと写真に穴が開いてしまいます。

 気に入った写真であれは、できれば写真に穴を開けずに飾りたいもの。でも、穴を開けないようにフォトフレームに入れて飾るとなると、入れ替えも面倒だし、点数もそれほど飾れないし……と急に敷居が高くなりがち。

 写真に穴を開けずに、かつ気軽に飾るのに便利なのが「PhotoHanger」のシリーズ。名前のとおり、洋服用のハンガーの形をしているクリップです。幅38×厚さ1×高さ22mmで、ふだん目にする書類用のゼムクリップ2個分ぐらいの大きさ。

洋服用の「ハンガー」の形をしたクリップ。材質はステンレスで軽く、メッキ塗装がされている。写真は銀メッキのD-401-S。金メッキやステンレスのタイプもある

 要は、ちょっと大きめのゼムクリップの上部に、吊す部分をつけたような感じなのですが、さすがに+dの製品だけあってしっかりデザインされていています。ちょっと細めで繊細な雰囲気。5個で500円と、ひとつあたり100円なのでクリップとしては高価ですが、消耗品ではないですし、ひとつひとつ高級感はあります。

 もちろん、ハンガーと言っても洋服用のハンガーとは違って挟んで使うわけですが、ふつうのゼムクリップを使ったときのような強い跡は残らず、うっすらつく程度。アルバムに戻したときにもまったく目立ちません。

ハンガーの引っ掛ける部分は5mm程度と細いので、円柱形の画鋲や、ダルマ画鋲だと入らない場合も

 細いチェーンをカーテンの前に張って写真コーナーを作るのもいいですし、賃貸であまり壁に穴が開けられない場合もテグスなどを使えば穴だらけにならずに済みます。一度セットしてしまえば、写真の入れ替えは画鋲で留めるより気楽。ちょっと気に入った写真をアルバムから出して、どんどん飾ってみたくなるアイテムです。

ピンで刺したところにひっかけるとしっくりくる。写真の入れ替えもラク 数が多いときは、ワイヤーや細いチェーンに吊すと雰囲気が出る
(2012/3/21)
西村 敦子
1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。カメラ雑誌の編集、家電製品のライターとしての活動が多く、インターネットの格安店やお得なサービスにも詳しい。2011年6月に第一子を出産し、子育て中。