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Lesson 14 ノーファインダー・ポートレートのススメかっちりと構図を決めて、手前側の目にピントを合わせて、キャッチアイが入るようにレフ板を使って……というしっかりとしたポートレート撮影も楽しいですが、あまり写真慣れしていない友達や恋人を撮る時は、撮る方ももっと気軽に撮ってみませんか? 今回はノーファインダーでポートレートを撮ってみましょう。とはいっても、まったく画面を見ないわけではなく、ライブビュー画面を‘チラ見’しながら撮影します。それでも、がっちりとカメラのファインダーを覗くよりは相手に威圧感を与えなくて済みます。
必要なのは顔認識機能のついたデジカメです。できればミラーレス機にF2.0くらいの明るいレンズを付けるとボケも大きくポートレートっぽくなります。また、シャッター音は小さければ小さいほどいいですし、ピント合わせのAF音は切っておきましょう。
撮影方法は、カメラを自分の顔の横か下辺りに固定して、ライブビュー画面で顔認識が働いているのを確認できるようにします。そのまま自分の手がブレないように気を付けながら、被写体である友達にカメラを意識させないように普通にお話しましょう。
シャッターは適当に切ります。「あ、その表情!」と思ってシャッターを押すよりも、話の流れで自分も笑ったタイミングで押すとリアルな笑顔が撮れたりしますよ。今回のように何かを食べながら撮るのも、友達の意識が目の前の食べ物に移りやすいのでオススメです。
絞りはポートレートらしくボケを大きくしたいので開放か一段絞ったくらいがいいでしょう。今回は手前の目じゃなくて奥の目にピントが合っていても不自然じゃなければOKにしちゃうくらいの(自分への)懐の大きさで行きましょう!
ISO感度は撮影場所が明るければISO200〜400程度にしたいですが、シャッター速度が遅くなるようでしたらブレ写真を量産しないようにISO1600くらいまでは躊躇なく上げてしまいましょう。
ここまでまるで連写のように見えるかもしれませんが、実は一枚一枚タイミングを見ながらシャッターを押しています。撮影時間も一口食べる瞬間だけではなく、デザートが食べ終わるまでの長時間で、撮った枚数も相当数になっています。それらを組み合わせて、まるで一口食べ終わる流れを撮ったように見せているだけなのです。 実際にはそんなに長時間撮っていたら被写体のお友達の方が疲れてしまいますが、このように「いっぱい撮って後で選ぶ」という気持ちで、失敗カットを恐れない撮影をしてみてください。お友達も喜ぶステキな表情が撮れていたりしますよ! 今回の撮影機材
オリンパス E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 撮影協力=Bottega Lira
ホームページ(http://www.bottega-lira.com/) Facebookページ(https://www.facebook.com/BottegaLira) (状況撮影=編集部)
(2012/3/16)
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