デジカメで撮影した写真は、ふだんどうされていますか? ハードディスクにいつでも参照できるように美しく管理できればいいのですが、現実には難しく……。過去十数年間に撮りためたデジカメの写真の何割が消失したか検討もつきません。
というわけで、私の場合は撮ったらとにかくゆるくセレクトだけして、ひたすらネットプリントしています。まとめてプリントすると1枚あたり10円以下なので、一気に数百枚プリントすることもしばしば。それでもプリントが届いた直後はいったんすべてチェックして、バラで見るだけで楽しめるのですが、その後が問題。アルバムを作るのをサボっていると、靴箱が写真でいっぱいになったりします。
こういう写真たちは、額に入れて壁に飾るほどの写真ではないですが、飾ってあればそこそこ楽しめるというぐらいの写真。個人的に、こういう写真に向いていると思うのが、今回の「Fotoclips(フォトクリップ)」です。
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パッケージを開くと飛び出す絵本のようなしかけが |
Fotoclipsは、透明のプラスティックでできた小さなクリップです。ひとつの大きさは20×8mm程度、ひとつのパッケージにこの透明なクリップが100個と、透明なクリップに連結させて90度の角度を作れるオレンジのクリップが10個入っています。
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透明クリップ100個とオレンジの連結クリップ10個入り |
使い方はごく簡単で、写真の両端にクリップを差し込んで、写真をどんどんすだれ状につなげていくだけ。いちばん上にもクリップを取り付ければ、クリップに穴が空いているのでそこに引っ掛けてカーテンレールにかけたり、壁にピン留めして飾ったりできます。
オレンジのクリップは、透明なクリップの穴に差し込んで90度の角度を作れるアイテムで、写真を2枚連結させて屏風風にしたり、柱状にしたりと立体的な飾り方ができます。
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オレンジの連結クリップは、透明クリップの穴に差し込んで使う |
たとえばL判で1枚あたり2個のクリップを使うと、単純に全部つなげれば50枚連結可能。ひと旅行分をダイジェストにして壁一面に貼ると、一覧できて結構楽しめます。Fotoclipsの取り外しは簡単ですし、写真自体にそれほど跡も残らないので、Fotoclipsでしばらく飾って楽しんでからアルバムにしまうのがオススメ。
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L判プリントをひたすら連結して壁にポスター状に貼って楽しめる |
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連結クリップを使ってオブジェ風にもできる |
ただ、連結する作業は結構黙々と作業する感じで、50枚連結するとなると1時間ぐらいはかかります。ふだんはスナップ5〜6枚を連結するような使い方が手軽です。両手に持って取り付けると写真が折れるので、Fotoclipsと写真の両方を机の上に置いて差し込むのがコツです。
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ふだんは5〜6枚のスナップを飾る程度の使い方が気楽 |
せっかく撮った写真がハードディスクのなかで眠っているだけ、という方は、思いきってプリントしてFotoclipsのようなアイテムで目につくところに写真を出してあげるのもオススメですよ。