第2回「こんなカメラバッグが欲し〜い!!」

今回のゲストは管香織さんです!

「女子が楽しむカメラ」をテーマに、毎回、高宮葵さんとゲストが楽しい(放埒な?)トークを繰り広げる「高宮葵の女子カメトーク」。

今回のトークテーマはカメラバッグについて。外に出かけて写真を撮る時に、カメラを持ち運ぶためのバッグは必須。でも、一般に売られているバッグには難点があるとか。今回は葵さんのカメラ女子仲間、管香織さんを交えてのカメラバッグトークが展開!


欲しいのは「カメラ“も”入るバッグ」

カメラバッグ、いまは色々種類があるし、女子向けといわれる商品も無くは無いですが…

葵:今回のテーマはカメラバッグということですが…実は私は、いわゆるカメラバッグを使っていません。ということで、なぜ私がカメラバッグを使っていないのか、というところからはじめて、理想のカメラバッグとは!?ということについて考えていきたいと思います!

香織:よろしくお願いしまーす!

葵:で、まず、何で使ってないの? っていうことなんだけど。理由のひとつは、まず見た目がかわいいものが少ないこと。もうひとつが、持ち運びたい荷物がぜんぶ入らないってこと。女子って、基本的に必要な荷物が多くて。特に小物類、化粧ポーチや鏡とか。カメラバッグって、そういう普段持ち歩く必需品を入れるスペースがないんだよね。だから、カメラバッグにカメラ類を入れて持ち運ぶとすると、それとは別にもうひとつ、必需品を入れるバッグも必要になっちゃう。ってなると、バッグを二個持ちしないといけない。二個持ちって、実際イヤじゃない?

香織:イヤだよね。だって邪魔だよ?

葵:だよね! 私としては、2つバッグを持たず、一つにまとめたいんですよー。けど、条件を満たしてくれるバッグが存在しないのが実情なの。世の中の男性は不便に思ってないのかな?

香織:多分、荷物が少ないんじゃない? 男性は。私たちは化粧ポーチとか絶対に必要だし。コスメとか、鏡とか。

カメラバッグは「カメラを入れるため」のバッグだから、普段持ち歩いているものが入らない?

葵:あとタオル、ハンカチ、携帯に財布。そうなるってくると、小ぶりなカメラバッグに入りきらないんだよね。かといって大きいカメラバッグは、こういう無骨なものになっちゃうし。

香織:このサイズだと釣りに行けちゃうね(笑)。といって、女子向けっぽく売られてる小さめカメラバッグ、ほんとにカメラしか入らないんだよね! 今言ってた化粧ポーチと携帯とお財布とか入らない。

葵:そう、入らないんだよね。内側にポケットとか付いてるけど、多分メディア入れたりとかそういうのでさ、私たちが使うようなメイク道具を入れるために付いてるわけじゃないんだよねー。とにかく、バッグはさ、『カメラ“を”入れるバッグ』じゃなくて、『カメラ“も”入れられるバッグ』ぐらいの方がいいんだよ。カメラを入れるために特化したバッグだから、って考えちゃうとダメだと思う。…で、私が普段カメラバッグ的に使ってるのがこの『マザーズバッグ』と言いまして。これなんですけど。真ん中の仕切りを挟んで二つに分かれているので、片側に小ぶりのカメラバッグ(インナーバッグ)をズボッと入れて使ってます。反対側には、日頃から持ち歩いてるものを入れて。

ここで葵さんが普段使っているというカメラバッグ代わりにしているモノが登場。今回は例として見せるために、持ってきてくれたようだ。地味〜なカメラバッグとは違って、カワイイデザイン!

これが葵さん愛用のカメラ用バッグ。マザーズバッグという種類のバッグだそうです

香織:お母さんが持つやつだね。

葵:そうそう。本来は、赤ちゃんを連れてる時にオムツ入れたりとか、哺乳瓶入れたりとかするためのバッグなんだけど。こんな柄のカメラバッグを作るべきだ、というのではなくて、ひとつの指針というか。

香織:うん、このサイズ感とか、参考になるかもね。

外部にポケットがあったりと、収納力も良いのがいいところ

葵:あとは、バッグは肩にかけたいじゃない。特にカメラとかは重いしかさばるから、肩にかけたいの。こういうマザーズバッグみたいに。でも、女子向けとして売られてるカワイイカメラバッグって、ハンドルが小さくて、手に持つタイプが多いんだよね。それってさ、すごい不便じゃない? せめて手首にかけられればいいんだけど、ずっと取っ手を握っていないといけないなんて、信じられない。

香織:そうだよね、やっぱり肩にかけて歩きたいよねー。

葵:あと、このマザーズ・バッグは、、カメラや荷物が『ズボッ!』って入るのがいいんだよね。他の人にこう言われることがあって。「そんなに見た目が気に入らないなら、女子は普段使いのバッグにインナーバッグを入れて使いなよ」って。

香織:ああ、あの、バッグの中に入れるバッグ?

葵:でも女子がふつう使っているバッグってさ、意外と中に仕切りがあって、インナーバッグを『ズボッ!』って入れるのが難しいの。

なるほど、女子だから小さいサイズのカメラバッグを……というのは誤解があるわけですねー。

「女子向け」にまつわる誤解?

葵:こういう、かわいくないカメラバッグばかりが出ている現状を見ると、なんか、カメラバッグメーカーにこうやって言われてる気がしちゃうんだよね。カメラバッグと服が合わなくてもそのくらい我慢してね、それがイヤなら服のテイストを変えれば? みたいな。写真撮影という趣味に踏み込むなら、服もそれに合わせてね〜、みたいに言われてる気がしちゃうんですけど、そういうのは違うと思う!

香織:うーん、それか、単にわかってないんじゃないかな? たとえばこのカメラバッグと、いま葵ちゃんが着てる服がミスマッチってこと自体が、そもそもわかってないんじゃない?

葵:そこを気にしてない!?

香織:うん。気にしてないんじゃないかな。

葵:…かな? もしそうなら、まず、これ(一般に売っているカメラバッグ)が女子の服と合わないんだ、という事実に気がついて欲しいね! 使われている形や素材はいわゆるカメラバッグそのままに、カラバリだけピンク色で出して「ほら、女子向けだよ」って言われても、違うんだよ!(笑)

香織:だよね!

そもそも生地やフォルムが男臭いので、たとえばこの色を変えただけで女子向けになるかというと…たぶん、ならない

葵:これってビジネスバッグの事情にも近くて、例えば「ビジネスバッグをピンク色にしました」とか「かわいくしたよ!」とか言われても、同じデザインと素材で色だけ変えられてもOLさんが使うかと言われたら、絶対使わないでしょ(笑)。それと同じ事をカメラバッグを作ってる側の人はしてるわけで。それで多分、その事実そのものに気がついていないと。"我が社はカメラ女子に歩み寄った”と思い込んでいるのが、一番ヤバイ!

香織:あと実際問題、街のカメラ女子を見てくれていないのかも知れないね。だって、女性向けっぽく売られているカメラバッグを見ても、どういう人に使ってほしいと思ってるのか、あまり伝わってこないし。 使う人のイメージ像をすっとばして、バッグ単体のデザインだけで考えちゃってるのかも。

葵:誰が使うと思って作っているのかが分かんないよね(笑)。どういう層に向けているのか!って。

香織:ターゲット、ってことだよね?

葵:そうそう。どういうターゲットを想定して、どういう事前調査をして、どういう理由でこれになっているのかが分かんない! 作った側には、作った側の言い分があるとは思うんだけど…。でも例えば、写真業界の人は、カメラ女子≒『森ガール』というイメージでマーケティングを行っている印象があるんだけど、じゃあこういうスポーティなタイプを森ガールが持つかというと……。

香織:持たない持たない。

葵:持たないよねー。そこをどう思っているのかが知りたい。例えば「我が社のカメラバッグは機能がすごくイイので、デザインが森ガール風でなくても売れるに違いない!」と思ってるのか、それとも森ガールだけをターゲットにはできないと考えてのことか……。

香織:色々な人をターゲットにして中途半端になっちゃったと。私は、多分それだと思う。こういうのって、きちんとターゲットを絞らないと、曖昧なものになっちゃうから。

こういうのが「かわいい」なんだってば!!

葵:じゃあどんなのが「かわいい」のかっていうと…こう、チョットしたディテールとかだよね、欲しいのは。女の子ってそういうのに弱いじゃん?

香織:ホントにちょっとしたところなんだよね。リボン付いてたりとかさ! そういう細かいところだよね。

葵:そう、これは聞いた話なんだケド。洋服とかでも、男性は全体を見るんだけど、女子の場合は「ココのファスナーに付いてるチャームがカワイイから買う!」みたいなトコがあるって。

香織:分かる! 私だとステッチが入ってると好きだったりするし、ファスナーとかの金具の部分をデコってたりするとさ、嬉しいよね! 女子はそういうトコだよね!

葵:マザーズバッグに関しても、ナチュラル志向なのが多いんだよね。でも世の中のお母さん全員がそれで満足してるかっていうと、してない。だからこそ私が使っているコレみたいに、細かい部分のかわいさを掘り下げていった商品は評価できる。たとえばこのレースとかは、洋服とかには使われてるんだけど、バッグにはあまり使われないらしいんだよね。それをあえて使ってるワケ。そういう部分を取り入れて欲しい。

香織:取り入れて欲しいね!

たしかに、葵さんのマザーズバッグには、リボンやハート型のチャーム、レースなど、ワンポイントにこだわいっている印象です

葵:ハート柄でバッグを作れば売れるよって言いたいわけじゃないからね(笑)。例えば、これなんだけどさ。

葵さんが次に取り出したのは、自前のコート。部分部分で、かわいいポイントが付いている。
葵:このコートみたいに部分的にリボンを付けるとか、こういうクシュクシュとしてるトコとか。

香織:ギャザーね!

リボン型のワンポイントやギャザーなど、女子はこうした「ちょっとしたかわいい」に弱い?

葵:そうそうギャザーみたいにして欲しい。柄だけじゃダメなんだよね。

香織:そうだね! 女心を掴んで欲しい!(笑)

葵:そうそう! ただ柄入れたり、テキトーに花柄入れればいいってものじゃないんだよ〜。今売ってる花柄のカメラバッグなんて、80年代のスキーウェアかよっていう感じだからね(笑)。あとさ、外装は黒なんだけど、バッグを開けたら鮮やかな色や柄だったりして。

香織:あっ! いい! それいい! 中がピンクとか、あとはチェックとか! そうしたらカワイイよね! そういうの大事です!

葵:そう! だから私が今回言いたいことの一つが『ぱっと見に逃げるな!』ということですよね。もちろん柄も大事なんだけど、その他にも、もっと色々できることがあるでしょうって。たぶんメーカーさん的には柄を入れるのはけっこうな冒険で、そのハードルを越えた事である種の達成感があるのかもしれないけど、ぱっと見で見えないところも大事。いまのカメラバッグの問題のひとつが、どうしても内装がかわいくないこと。

香織:インナーの色が変われば、また印象が違ってくるんだよね。

葵:そんなワケで、手芸屋さんで布を見てきたワケですよ。

葵さんの新たなアイテム登場! デザイナーが手がけた布を取材の前に買ってきたようだ。

ジャーン!

葵:こういう柄が、女心を掴むんですよ!

香織:インナーがこれだったら可愛くない!?

これかわいい!!と俄然テンションあがる香織さん

インナーの柄にこだわる香織さんが、試しに置いてあるカメラバッグに布を当ててみる。

香織:バッグ開けた時にさ、こういう柄だったら気分的に嬉しくない?

葵:嬉しいよー。やっぱ写真はさ、自分の気持を乗せて撮っていくモノだからさ。大事だよね。

香織:そう! 大事! だって気分上がらないよ、コレ(泣)

香織さんはカメラバッグの中身を改めて確認。無地で、灰色。これでは、これから写真を撮る! という盛り上がりがないようだ。

葵:今回持ってきた生地は、イラストレーターさんがデザインしているものなんだけど……。『Kayo Horaguchi』さんという方が手がけたものでね。この方は多分、まだカメラ関係の仕事はしてなかったと思うんだけど。すごいイケてる! 絶対カメラ女子にはこういうのウケると思うんだよね。

他にも葵さんが手芸屋で買ってきたという布を見せてくれた。例えば同じデザインの布でも、配色が違えばイメージは変わってくる。そこで葵さんは、先程のデザイナーさんのものとは違う布を取り出す。今度の布はシックなカラーリングの中にも明るい印象を受けるデザインだ。

布地を前に明らかにテンションがあがるカメラ女子(約2名)

香織:裏地とかにこういうデザイン系の布使って欲しいよねー。

葵:柄にしちゃうと、買う人を狭めちゃう、って思った結果が現状の商品ラインアップなのかな? でも、もっと多様性が欲しいよね。

香織:今は色々な人が写真を撮るんだし、それにあわせてもっと色んなカバンがないと、だよね。 でも、お店に行って見てみたらさ、カメラ用ストラップはカワイイのいっぱい出てたでしょ?

葵:そうなんだよね。それはイイ線いってるんだよね。

香織:うん。スゴイ出てたんだよね。あの流れでカバンは作れないのかな?って思うよね(笑)

葵:だよね(笑)いっそ、この場にカメラバッグ作ってるメーカーの人に来て欲しかったかもね。

香織:意見を聞いてみたいよね。

葵:このバッグを作ってるメーカーの中に、女性はいないのかな? いたとして、意見は通らないのかな? そこがちょっと気になる。

香織:どうなんだろうね?

ここで席を同じくしたスタッフから疑問が飛ぶ。「カメラバッグを作ってるメーカーが作るから地味になるんですかね? デザイナーズブランドが作れば変わってくるかも?」

葵:デザインは良くなると思うんだけどねー。やっぱり、機能性は重視したいんだよね。ファッション面も大事なんだけど、『写真を撮ってる自分』っていうのも、やっぱり大事。そこを考えると快適に写真を撮れるっていうのが重要だから。カメラ女子って一言で言っても温度差はあるのかも知れないけど、決してファッション性だけでカメラ持ってる人ばっかりじゃないので、使い勝手は置き去りにしちゃいけないよね。

香織:そういう時は、葵ちゃんみたいな人をバッグ作る時に入れて、会議して作ればいいんじゃない?

葵:呼んでもらって?(笑)

香織:そうそう! そうしないとさ、普段カメラ作ってる人達からは分からないじゃん?
「カメラ入ればいいんでしょ?」みたいになっちゃうじゃん、それこそ。

葵:うん。だからそういう時は、カメラバッグ作ってるメーカーとブランドがコラボすればいいんじゃないの?

香織:あー、確かに!

これが理想のカメラバッグなんだってば!?

今あるカメラバッグへの辛口なダメ出しが続く現場ですが、そこまで言うなら、ということで、お二人にはここで理想のカメラバッグを実際にある程度かたちにしてもらうことにしました。ここでスタッフが取り出したのは、紙とペン。そう、 二人には「理想のカメラバッグ」を実際に絵にしてもらおう!というわけ。香織さんはテーブルで紙に向かってペンを握り、葵さんはなんとホワイトボードに(笑)センセイらしいスタイルだと一同からは評判!

葵:私が欲しいのは、ギャザーが入っててカワイイ感じ。肩にかけられるようにしたいな。
あと外にポケット欲しい!

香織:ああ〜。Suicaとか入れたいね。

葵:Suicaとかあるし、あとはレンズキャップ。ポケットは絶対に外側に必要だよねー。
あっ、チャーム! クリスタルも! こういうアクセントが大事!

ホワイトボードに自分の理想のカメラバッグを描いていく葵さん。まっさきに外見から入るのがカメラ女子流

葵さんと香織さん、お互いに相談しあい理想のカメラバッグを描いていく。外装に続いて、内装についても「中になにを入れるか」を考えながら詰めていきます。

カメラ女子の荷物は多い、多いのだ

葵:カメラ本体は絶対に必要でしょ。それにレンズが2つ、ストロボにメディア。替えのバッテリー。

香織:あとは定期とか! さっき言ってたSuicaとかハンカチ類。

葵:化粧ポーチ、携帯、財布にペットボトル。レンズクロス。あとはエトセトラかなー。

ざっと挙げてもらったものは12点。持っていきたいと思うものは多い。そうなると、やっぱり小さいカメラバッグでは全部入り切らない。かわいくて大きいバッグが重要だね! と再確認。

葵:よくあるカメラバッグって、蓋をかぶせて閉めるフラップ式じゃない? 私、あれ駄目なんだよね、面倒くさくて。

香織:あー、わかるー。やっぱりパッと取り出せたほうがいいかもねー。私はこんなの考えた。巾着みたいに開け閉めできるバッグ!

葵:あっ、これかわいいねー。

香織さんが描いているのは、普通のトート型バッグの内側にもうひとつ、二重構造で巾着式の袋が付けられているバッグ。これはユニーク。

周囲から絶賛の嵐が巻き起こった(?)巾着型バッグ。ていうか、香織さん、絵が上手です

葵:あと、実際の撮影中なんかは、レンズを交換するとき、パッと替えのレンズを取り出したいわけじゃない? だから、撮影作業中に交換レンズとか、外したカメラキャップとか、そういうのを一時的に入れておくスペースがあるといいなあ。

香織:うーん、じゃあこんなのはどう?

そういって香織さんが考えたのは、二重構造の外側と内側、そのちょうど中間に備えられたポケット!

外布と内布(巾着)のあいだにポケットが!!

葵:あー! これすっごい使いやすそうー!! あとは仕切りがあると最高だね。レンズとかカメラとか、入れる時にジャマにならないし、なにより丈夫さって大事。やっぱり大事なカメラは保護してくれないと。
香織:それに仕切りがあれば、収納もしやすいしね! 伸縮性の素材だとぴったりフィットするし、カメラのサイズとか変わっても安心だからな、ぜひそうして欲しい!

次々に新しいアイディアが噴出し、現場のテンションはダダ上がり。そして、ふたりが協力し完成したのが、女子カメ Watchスペシャルカメラバッグ 葵&香織スペシャル!!……の原案です。 さてこのバッグのポイントは?

ついに完成(……イメージ図が)!! これが葵さん&香織さんの理想のカメラ(も入る)バッグだ!!

トート×巾着二重構造!!

一見、単なるトート型バッグですが、中にはもうひとつ、巾着式に開け閉めできる袋が。巾着式だから、開けやすく閉めやすく、口は大きく開くので荷物を「ズポッ!」と入れられます。生地を防水素材にして、巾着ヒモをきっちり締めれば防滴もばっちり! カメラやレンズはインナーケースなどに入れて巾着内に入れることを想定しています。さらなる防水性を追求するなら、外側の生地もファスナーなどで開け閉めできるようにするのもアリ?

伸縮自在の内部ポケット!

バッグの外の生地に内側から張り付くかたちでポケットを複数装備。普段使いでは女子に必須の小物や化粧ポーチなどを収納。そしていざカメラ撮影時は、交換レンズやストロボ、レンズキャップなど頻繁に出し入れする機材を一時的に収納できるポケットに! ポケット素材は伸縮性のある生地なので、幅広い大きさの機材に対応する上、ホールドもバッチリ。また、ここにペットボトル飲料や折りたたみガサを入れれば、巾着内部とは完全に区切られるので、巾着内に収納した荷物や機材が濡れてしまうこともありません!

細かいものを入れておく外部ポケット!

財布や交通ICカード、ハンカチ、ケータイなどを手軽に収納/取り出しできる外側ポケットはもちろん大事!

もちろん内部の生地はできるだけかわいく! 要所要所にリボンやレース、ギャザーやクリスタルなどをあしらってかわいさもアピールです。

二人とも、すごく具体的にかわいく描けてますね。葵さんがさっき提唱した、「カメラ“が”入るバッグではなく、カメラ“も”入るバッグ」の理想がばっちり反映されています。

葵:私にとって、カメラバッグに必要とする役割は2つあって、1つは自宅から撮影場所までカメラをはじめとした機材を安全に運搬するため。もう1つは、実際に撮影をする時、交換レンズなどの機材を収納し、素早く出し入れするため。そういう希望を盛り込んで考えたのが、今回の「理想のバッグ」です!

香織:いいよね! これ。どこか作ってくれないかなー。

さて、二人の理想のカメラバッグが描けたところで、また質問です。お二人は理想のカメラバッグにいくらくらい出せますか?

葵:カメラバッグなら〜、そうだなあ。8,000円くらいかな。

香織:私は素材によるけどね。6,500円くらい(笑)

意外とシビアな値段(笑)値段も重要なポイントのひとつだ。

とても残念だけどトークに華が咲いた第二回もこれで終わり。最後にお二人から一言ずつお願いします。

葵:やっぱり、私が言いたいことはこれですね。カメラバッグのメーカーさんは無意識にもカメラ女子に2つのことを強いています。服装に合わないバッグを持つこと。もしくはバッグに合う服を身につけろと。でも女子は自分が普段来ている服を着て、バッグを身につけたい。だから、もっと考えて欲しいです。

香織:私は思ったよりも女子向けバッグが出てたことに驚きました。
色々なカラーが出てます。けど……頑張ってるとは思うんですけど、残念なデキです。
「どうしてそうしちゃったの!?」っていうのもありました。
だから、今回の企画を通していろいろ分かったり、考えられたりして本当に良かったです。

ありがとうございました!

商品化してくれるメーカーさん、募集中ですっ!!(かなりマジ)
(2011/11/30)
高宮葵
イベントコンパニオン/フォトモデルを本業としつつも、フォトイメージングエキスポ、オリンパスブースでの仕事をきっかけにデジタル一眼レフカメラを購入。以来、女子が楽しむカメラ、「女子カメラ」の普及のため、あちらこちらで活躍している。現在、職業カメラマンの"親方"に連れられて様々な撮影現場に潜入し、勉強中。ブログは「高宮葵の夕霧亭」。トーク第2回に出演してくれた管香織さんのWebラジオ「管香織のなんでもとんちんかん」12月13日回にゲスト出演しているので、そちらもチェック!