VR Watch
Facebook傘下のOculusが一体型モバイルVRヘッドセット「Oculus Go」発表。アプリはGear VRと完全互換
2017年10月12日 08:46
Facebook傘下のOculus VRは日本時間12日未明、デベロッパー向けイベント「Oculus Connect 4」にて新型の一体型モバイルVRヘッドセット「Oculus Go」を発表しました。別途PCやスマートフォンは不要で、Oculus Go単体でVRが楽しめます。
価格は199ドルから。出荷は「2018年の早い時期」。Gear VRに付属のものと似た3DOFモーションコントローラーも用意。ディスプレイには2560x1440解像度の液晶パネルを採用しており、解像度はOculus Rift以上。視野角もRiftと同程度を確保しています。
動作するアプリについては、Gear VR用のものと「バイナリ互換」とのことで、Gear VR向けに作られたアプリはそのまま動作。もちろんその逆も然りです。
Oculus VRの買収以来、Facebookは同社のソーシャルとVRヘッドセットを組み合わせたサービスを打ち出してきました。しかしPC向けのヘッドセットとして「Oculus Rift」を擁する一方、モバイル向けのヘッドセットとしては、サムスンのGalaxyスマートフォンが必須の「Gear VR」のみと、やや歪な展開となっていました。
「Oculus Go」は「これだけあればFacebookのVRサービスが使える」VRヘッドセットとなるはずで、FacebookのVR戦略における欠けたピースがひとつ埋まったといえそうです。