VR Watch
ダンボール製VRスコープ「ハコスコ」とは?
買ってすぐVRが楽しめる本「無料で楽しむスマホVR」
2016年12月6日 12:10
高価な機器を用意する必要もなく、スマートフォンと簡易なヘッドセットがあれば手軽に楽しめる「スマホVR」。そんなスマホVRを楽しむための本「無料で楽しむスマホVR(ハコスコ タタミ2眼付)」が12月12日に発売となります。VR Watchでは5回に分けて、この本の中身をちょっとだけ紹介していきます。
今回は、本の付録となるダンボール製VRゴーグル「ハコスコ」の基本を解説します。
スマホと組み合わせて使う簡易VRスコープ
ハコスコとは、ダンボール製の本体にプラスチック製のレンズが付いていて、組み立ててスマートフォンをセットすることで手軽にVRを楽しめるVRスコープです。レンズを通してスマートフォンの画面を見ることで3Dのパノラマ映像を、スマートフォンのセンサーで顔の動きを感知して映像を動かす仕組みになっています。また「ハコスコ」アプリは、企業タイアップから一般ユーザー投稿まで多くの作品が配信され、多種多様なVR動画をハコスコで楽しむことができます。
ハコスコのラインナップは大きく分けて5種類!
対象年齢や本体の材質などによって、ハコスコには大きく5種類のラインナップがあります。7歳未満の子どもでも使える1眼タイプの「ハコスコ タタミ1眼」、本誌付録の「ハコスコ タタミ2眼」、2眼専用タイプの「Google Cardboard V2」、プラスチック製で耐久力がアップした「ハコスコDX」シリーズとバリエーション豊富。特に7歳未満の子どもには必ず1眼タイプのものを使用するように注意しましょう。「ハコスコ タタミ」シリーズは、ダンボール製ということもあり耐久力はあまり高くはありませんが、未使用時には畳めて収納 や持ち運びにはピッタリ。DXシリーズにはスコープを頭に固定するベルトが付いているので、手で固定する必要がなく、より高い没入感を得ることができます。
ハコスコ タタミ1眼
1眼タイプのハコスコで、3D映像を見ることはできませんが、7歳未満の子どもでも安全にVR体験をすることが可能です。また使用していないときには畳んでおけるので場所を取らずに持ち運ぶことができるのも魅力の1つです。
本体サイズ:16.2×16.0×8.5mm
対応最大スマホ:160×80×10mmまで
価格:1,200円(税別)
子どもは安全のために1眼タイプを使おう!
なぜ、7歳未満の子どもが2眼タイプのスコープを使用してはいけないのかというと、眼球が成長段階の子どもが3D映像を見た場合、眼球に深刻なダメージを受けてしまう可能性があるからです。最悪の場合、治すのが難しい斜視などに発展することもあります。子どもがVRを体験するときには、1眼タイプを使いましょう。
ハコスコ タタミ2眼
本誌の付録にもなっている、2眼タイプのハコスコです。3D映像を楽しむことができますが、こちらは7歳未満の子どもには使用できないので注意しましょう。折り畳むと厚さが1cm程になるので場所を取りません。
本体サイズ:16.2×13.0×8.5mm
対応最大スマホ:160×80×10mmまで
価格:1,200円(税別)
Google Cardboard V2
GoogleによるCardboardの図面に合わせてハコスコが製作したダンボール製VRスコープ。2眼レンズ対応のアプリにのみ使用することが可能です。スマホのセット方法はマジックテープで留める仕組みです。
本体サイズ:15.4×8.9×8.5mm
対応最大スマホ:130〜160×80×10mmまで
価格:1,500円(税別)
ハコスコ DX2
プラスチック製の本体で、ダンボール製のハコスコとは段違いの耐久性を持っています。頭に固定できるベルトが付いているのも特徴です。またピント調節機能があるなど機能性が高いモデルです。
本体サイズ:193×140×101mm
対応最大スマホ:170×60〜80×12mmまで
価格:6,000円(税別)