ポケモンGOを10倍楽しむためのタブレット活用術

Windowsタブレットはポケモントレーナーの最高の相棒となるか!?

タフなタブレット端末でポケモンゲットだぜ!

「ポケモンGO」にハマっている。最初は「話題に乗り遅れたくないし、ちょっとやっておくか」くらいの軽い気持ちだったのだが、今では毎日ポケモンの巣を求めて歩き回るくらい本格的にハマってしまった。

ちなみにポケモンの巣とは、特定のポケモンがよく出現する場所のこと。都内のそこそこ大きくて有名な公園は、たいてい何らかのポケモンの巣になっている。ゲームのリリース直後、ピカチュウの巣として有名になった新宿御苑に人が押し寄せ、ニュースになったのを覚えている人もいるはず。ポケモンを進化させるためには、同じ種を一定数集める必要があるため、特定のポケモンを大量にゲットできる巣は、ゲームを進める上でとても重要な存在なのだ。

ところがこのポケモンの巣、どうやら不定期に変わってしまうようで、前述の新宿御苑も今はもうピカチュウの巣ではなくなっている。今どこの公園が何の巣になっているのか、目当てのポケモンを集めたければどこへ足を運ぶべきか。インターネットでは多くの攻略サイトが競って情報を更新しているほか、ポケモントレーナー同士の情報交換も活発にやり取りされている。「ポケモンGO」を制すためにはまず、こうした情報戦を制さなければならないというわけだ。

「ポケモンGO」はスマホ向けのゲームだが、情報戦にはやはりPCが便利だ。スマホ向けにも様々な攻略アプリがリリースされているものの、そもそも画面が小さいし、1度に表示できるアプリは1つだけ。「ポケモンGO」をプレイしつつ、アプリを切り替えて攻略情報をチェックするなんて、ちょっと効率が悪い。もし情報をチェックしている間に、レアポケモンの出現を見逃すなんてことになったら、目も当てられない。スマホを複数台持ち歩く方法もあるが、PCがあれば大画面かつ複数のウィンドウで情報をまとめてチェックできるし、スマホではプレイに集中することができる。

そう考えてしばらくの間、ポケモン探索にノートPCを持ち歩いてみたのだが、やってみるとこれはこれで、不自由だということがわかってきた。

「ポケモンGO」の攻略サイトの中には、今どこにどんなポケモンが出現しているか、地図上にリアルタイムに表示してくれるものもある。ただしポケモンがその場所に止まっている時間は、最大でも15分程度。レアポケモンが出た!と思ったらすぐに駆けつけないと、あっという間にいなくなってしまうのだ。「ポケモンGO」を制するには、情報をこまめに入手しつつ、機敏に動ける機動力も必要。となると、どこかに腰を落ち着けないと開けないノートPCは使いづらい。「PC並みの情報収集能力」を持ち、「スマホ並みの機動力」を持つ、「ポケモンGO」の攻略に最適なデバイスはないだろうか?筆者がそう考えていたところにぴったりとハマったのが、ここに紹介する富士通の「arrows Tab WQ2/X」だ。

富士通のarrows Tab WQ2/X
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「arrows Tab WQ2/X」は、富士通の直販サイトWEB MARTで販売されている、カスタムメイドのタブレットだ。OSにWindows 10 Homeを搭載し、ディスプレイは10.1型のワイドWUXGA。CPUにはインテル® Atom x5-Z8500プロセッサーを搭載し、メモリは4GB、ストレージは64GBまたは128GBのいずれかを選べるようになっている。このほかの細かいスペックは、以下にまとめた通り。バリバリのハイエンドモデルではないが、攻略情報のチェックにも欠かせないWebブラウジングや、Officeのような一般的な用途には必要十分なスペックを備えている。

arrows Tab WQ2/X
CPU インテル® Atom™ x5-Z8500 プロセッサー (4コア/4スレッド/最大2.24GHz)
メモリ 4GB(オンボード)
グラフィックス機能 Intel HD Graphics(CPU内蔵)
液晶ディスプレイ 10.1型ワイド WUXGA
解像度1920×1200ドット
タッチ対応、ノングレア
ストレージ フラッシュメモリー約64GB/128GB(eMMC)[選択可能]
ネットワーク機能 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)
Bluetooth®機能 Bluetooth® Version 4.1
インターフェース USB 3.0×1、USB 2.0×1、3.5mmステレオミニジャック(ヘッドホン、マイク、ヘッドセット兼用)×1、microHDMI出力端子×1、microSDメモリーカードスロット×1
Webカメラ フロント:約200万画素
リア:約800万画素
搭載センサー 加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、ジャイロセンサー
ペン 専用スタイラスペン付属
バッテリ駆動時間 約10.3時間(JEITA Ver.2.0準拠)
サイズ W264×D170.7×H11.8mm
質量 約685g
OS Windows 10 Home 64ビット

富士通らしく、機能を拡張するオプション機器が充実しているのも特長のひとつ。たとえば「スリムキーボード」(別売)とドッキングすれば、ノートPCのような使い方もできる。外部ディスプレイや有線LANにつなげる「拡張クレードル」(別売)や、光学ディスクが利用できる「スーパーマルチドライブユニット」(別売)などもあり、自由な組み合わせが可能。必要に応じてオプションをプラスすることで、タブレットとしてだけでなく、PCとしての拡張性が高い仕様になっている。

専用の拡張クレードル(別売)にはUSB 3.0×3、マイク・ラインイン兼用端子、ヘッドホン・ラインアウト兼用端子、外部ディスプレイコネクタ、HDMI端子、LAN コネクタといった拡張ポートが用意されている

PCの情報収集能力とスマホの機動力を併せ持つタブレット

タブレットでもあり、PCでもある「arrows Tab WQ2/X」は、筆者が「ポケモンGO」の攻略用デバイスに求める2つの条件「PC並みの情報収集能力」と「スマホ並みの機動力」を併せ持つ、理想的な一台だ。特に後者の「機動力」については、これ以上ベストなデバイスはほかにないのではと思えるほど。その理由は、大きく3つある。

1つは「arrows Tab WQ2/X」が、Windows 10を搭載するタブレットの中でも、とりわけ丈夫に作られているということ。特に防水※1・防塵※2対応は、屋外で雨に降られる可能性もある「ポケモンGO」の相棒として、まさに理想的な仕様と言える。筐体の堅牢性も高く、万が一、本体を落としたときにも衝撃を吸収しディスプレイを割れにくくするよう、額縁部分を少し広めにとる工夫もされているとか。またディスプレイには、傷が付きにくいノングレア液晶を採用。レアポケモンに向かってダッシュするときも、躊躇なく持ち運べるタフさがうれしい。ノングレア液晶には映り込みが少なく、日中の太陽光下でも見やすいというメリットも。個人的にはディスプレイに、ベタベタ指紋が付かないところも気に入っている。

IPX5/7/8の防水、IP5Xの防塵に対応。また付属のスタイラスペンは、IPX2の防滴に対応している
ボディは落下時の衝撃をディスプレイに伝えにくくする造り。ストラップホールも装備
本体裏側もディンプル加工ですべりづらく、屋外で持ち運ぶ際にも安心感がある

「arrows Tab WQ2/X」が「ポケモンGO」の攻略デバイスとしてベストだと思う2つ目の理由は、スタイラスペンが使えることだ。普段は右側面のホルダに収納されているが、本機にはワコム製の電磁誘導方式デジタイザペンが付属していて、ペンを使った画面操作ができる。ウインドウを閉じるための「×」マークなど、指だとなかなかうまく押せなくてイラッとする細かい操作も、ペンを使えば実に簡単。このほか、手書きメモや文字入力にも利用できる。中でもスタイラスペンを使った手書きメモ機能は、「ポケモンGO」を攻略する上で、ぜひ活用したい機能のひとつだ。

ポケモンは一見ランダムに出現しているように見えるが、実はその出現場所には規則性があるようで、どのポケモンがいつどこに出現したか、地図上に印をつけておけば、次回以降同じ場所で効率的にポケモン探しができる。記録用のツールは何でもいいが、筆者は画像と手書きメモ、テキストなどを1つにまとめられる「Microsoft OneNote」を活用している。なお「arrows Tab WQ2/X」は購入時にOfficeの有無を選べるが、「ポケモンGO」の攻略には個体のデータを記録・分析できるExcelなどもあると便利だ。

レアポケモンが出現したら、ゲームのスクリーンショットと出現場所に印を付けたマップを、OneNoteに保存。レアポケモンゲットの記録としても楽しめるほか、次に同じ場所でポケモンを探す際の参考にできる
スタイラスペンはペン先に適度な抵抗があって、書き心地がとても良く、手書きでの文字入力も認識精度が高く快適。見つけたポケモンについて調べたいときなども、立ったまま素早く文字入力&検索ができるので便利だ。
ペンは本体に収納できる

「arrows Tab WQ2/X」は左右に各1つ、合計2つのUSBポートを搭載している。これもAndroidタブレットなどにはない、Windows 10搭載タブレットならではの特長のひとつ。そしていざというときは、ここからスマホに電源を供給できるというのが、筆者が本機を「ポケモンGO」の攻略デバイスとしてベストだと考える、最後の理由だ。ご存じのように、「ポケモンGO」はGPSによる位置情報を使い、かつ常時画面をオンにしてプレイするゲームなので、ものすごくバッテリを消費する。おかげで今、モバイルバッテリが売れているそうだが、約10.3時間のバッテリ駆動時間を誇る本機があれば、いざというときも安心。充電用のケーブルさえ持ち歩いていれば、いつでも電源をとることができる。

フルサイズのUSBポートを2基搭載しているので様々なUSB対応機器を利用可能
スマホを充電することも、もちろんできる

「ポケモンGO」の相棒は、タフでなければならない

というわけで、「ポケモンGO」のお供に「arrows Tab WQ2/X」を持ち歩くようになって約1週間。筆者のレベルは21から23までランクアップした。左手に「arrows Tab WQ2/X」とスマホを重ね持ちし、右手にスタイラスペンを持って歩くのが、定番のスタイル。攻略情報を参考に新たなポケモンの巣に出かけては、タブレットで出現情報をチェックし、レアポケモンを見つけたら、スタイラスペンでその位置をマップに記録……といった具合だ。さらにポケモン同士を戦わせるジムでは、ポケモンごとの特性がまとめられたエクセルデータを開いて、バトルの参考にしている。みず/ひこうタイプの「ギャラドス」にはでんき技が使える「サンダース」。逆にほのおタイプの「ウインディ」には「ギャラドス」など、ポケモンの得手、不得手がひと目でわかって便利。「こうかばつぐん」で有利にバトルを進め、アイテムの購入に必要なコインをゲットできる。

有志がエクセルデータにまとめたポケモンの個体値情報は、バトルの際にどのポケモンを使うかの参考になる。セルの編集など細かな操作にもスタイラスペンが便利だ。

この間、雨に降られた日もあったが、防水※1・防塵※2対応の「arrows Tab WQ2/X」はまったく問題なくプレイをサポートしてくれた。本当にタフだ。「ポケモンGO」はスマホさえあれば誰でも遊べるが、もし、ポケモントレーナーとしての生活をより充実したものにしたいなら、タフな相棒を持ってみるのも悪くないかもしれない。

ちょうどWQ2/Xの上にポケモン出現。まな板の上の鯉、じゃない、タブレットの上のコイキング……

※1:外部接続端子キャップをしっかりと閉じた状態で、IPX5、IPX7、IPX8の防水性能を有しています
※2:外部接続端子キャップをしっかりと閉じた状態で、IP5Xの防塵性能を有しています

歩きながらのタブレット操作はやめましょう。

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