沖電気工業(6703)とフジクラ(5803)は、4月1日付で共同出資の新会社「シグマ・リンクス」を設立する。1Gbps以上の高速伝送能力を持つ小型光トランシーバーの開発と製造を行うもので、通信機器、ネットワーク関連ハードウェア、コンピューターなどの間でデータの送受信を行う。飛躍的に伸びる光通信市場での拡大を狙う。
電気信号を光信号に変換して各種機器間でデータの送受信を行うのが小型光トランシーバー。SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)やLAN、SONET(同期型光通信網)で使うための光トランシーバーを開発する。従来製品の半分程度にまで小型化して市場での優位性をアピールする。
資本金は3億円で両社が均等折半。東京都八王子市に本社を置き、社長には沖電気工業オプティカルコンポーネントカンパニー社長の上杉勝氏が就任する。6月から営業を開始し、2003年までには2,000億円以上に達するといわれる同製品の世界市場でシェア20%をめざしていく。
■URL
・ニュースリリース
http://www.oki.co.jp/OKI/Home/JIS/New/OKI-News/2001/03/z2k108.html
・フジクラ
http://www.fujikura.co.jp/
・話題のWDM(波長分割多重)関連企業はこれだ
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/18/doc192.htm
(市川徹)
2001/03/21
10:53
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