ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)、東芝(6502)、米IBMの3社は12日、超小型演算処理装置(MPU)を共同開発することで合意した、と発表した。米国テキサス州にあるIBMの施設に共同研究開発センターを作り上げ、今後5年間に総額4億ドル(約480億円)を投入。次世代ブロードバンドネットワーク時代をもにらんだ新しいアーキテクチャーをもつMPUを生み出す計画だ。
新開発を予定しているマイクロチップは、コードネーム“CELL”と呼ばれるもので、世界最先端の半導体技術を採用して人間の髪の毛の1万分の1、0.1マイクロの微細な線幅で加工。完成すればIBMがもつスーパーコンピューターよりも高性能な民生機器向けプロセッサーを実現する、という。
3社は今後、それぞれの得意分野を持ち寄って研究開発を開始。テキサスのセンターにはピーク時に300人以上のエンジニアが集結して開発を進める、という。
■URL
・ソニー・コンピュータエンタテインメント
http://www.scei.co.jp/corp/home_jp.html
・東芝
http://www.toshiba.co.jp/
・日本IBM
http://www-6.ibm.com/jp/
(市川徹)
2001/03/12
17:38
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