全国証券取引所協議会は、連続ストップとなった銘柄について制限値幅を4月16日から拡大させることを決めた。3日間連続してストップ高・安のまま売買高が無い銘柄について、翌営業日から制限値幅を通常の2倍にする。
ストップ高の場合は上限のみを、ストップ安の場合は下限のみを拡大。拡大した制限値幅の値段(ストップ高・安値段)以外で売買が成立した場合にはその翌営業日から通常の値幅制限に戻す。
株券について値幅制限が拡大された場合、転換社債や株券オプションの派生商品も拡大が適用され、その場合は株券と違って上限、下限とも拡大される。
また、複数の取引所に重複上場している銘柄については、売買高が多い取引所を基準として制限値幅拡大の可否を判断し、すべての取引所で同様の対応を行う。
この制限値幅拡大により、株価の変動がこれまでよりも大きくなることも考えられるため、同協議会では投資家に注意を促していく。
■URL
・連続ストップ時における制限値幅の拡大について
http://www.tse.or.jp/news/release/article/200103/010309.html
・制限値幅
http://www.tse.or.jp/product/cash/stock/sttrading_t.html#limit
(別井貴志)
2001/03/09
15:04
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