日通工（6705）は、北米とタイにおけるオフィス用電話システムやPOSシステム事業について、2001年4月1日からNEC（6701）と統合する。営業、技術の両部門を対象にするもので、ブランド名はNECに統一。現在、北米でNEC7位、日通工8位のシェアをもつ同事業を統合によって8％、5位にまで引き上げる計画だ。

　 これまでのキーテレホン事業は、両社の米国法人が独自に展開していた。4月以降は営業部門はNECアメリカに、技術部門は日通工アメリカにそれぞれ集約するほか、日通工アメリカは新会社「NECインフロンティア」としてスタートを切る。

　 一方、タイではNECテクノロジーズと日通工タイが行ってきた同事業部門を日通工側に統合。日通工タイを新会社「NECインフロンティア・タイ」に集約。初年度の売上高は前期比6.7倍増の286億円を目指す、としている。

　 北米とタイに続いて日本でも6月1日をメドに事業を統合する予定。これも新会社「NECインフロンティア」に集約させる計画だ。