テレビ東京、NTT東日本、日本経済新聞社、シャープ（6753）、NECインターチャンネル、コンテンツジャパン、QUICKの7社は5日、ブロードバンドネットへのコンテンツ供給を目的とした新会社「テレビ東京ブロードバンド（TX-BB）」を設立することで合意した、と発表した。参加各社が持つコンテンツをTX-BBを通してISP事業者や各種インターネット関連企業などに提供し、2年目で単年度黒字転換、3年目の累損解消、さらに株式公開も視野に入れて事業を展開していく。

　 3月1日に設立する新会社は、ブロードバンドに照準を当てたコンテンツ流通企業の位置付けで事業を行う。地上波テレビのテレビ東京、経済情報コンテンツを豊富に持つ日経とQUICK、技術とインターネットノウハウのNTT東日本、携帯端末技術のシャープ、デジタルソフト流通ですでに実績を持つNECインターチャンネル、アニメ制作のコンテンツジャパン――の力を結集して新展開にこぎつける。

　 東京都港区に本社を置く予定の新会社は資本金4億6,500万円でスタート。出資はテレビ東京34.4％。NTT東日本19.4％、日経13.1％、シャープ12.9％、NECインターチャンネル8.6％、コンテンツジャパン8.6％、QUICK3.0％。社長は未定。

　 テレビとかかわりの深い企業と連携し、今後は海外のインターネットメディア企業にも出資を仰いでいく計画。マーケティングやコンサルティングなど事業の拡大も予定している、という。