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| グループを再編し第4ステージへ～ソフトバンク・ファイナンス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●「仕組みの差別化」による3つの「One」サービス
これらの具体策として、会員の金融商品の売買アクションにリアルタイムで連動するマーケティングシステム「e-Push Sales System」を今年4月に完成する。グループ各社の顧客データベースを統合したもので、会員の行動や嗜好を分析し、それにあわせて他業種グループ企業のサービスや製品情報などを提供しシナジー効果などを発揮させる狙いだ。 また、各企業の仕組みの差別化としては、すでに実践している企業もある。イー・トレード（8627）は株式を公開した親会社として証券業務は完全子会社の「イー・トレード証券」が行う2重構造となっている。親会社は証券法などの制約を受けない営業基盤を構築、これにより収益を確保できる仕組みになっているという。
●再編で第2中間持株会社を設立・株式公開へ
まず、これまでSBFの傘下にあった企業を、同種のビジネスモデルやビジネスドメインごとに「第2中間持株会社（SBF'＝ダッシュ）」を設けてその傘下に置き、単独ではなく複合的にサービスを効率よく提供することを目指す。 また、第2中間持株会社傘下の事業会社を公開するのではなく、連結収益力の高い第2中間持株会社を株式公開の対象とする。 例えば、ビジネスモデルが同種のものとしては、ローン商品のイー・ローン、保険商品のインズウェブなどマーケットプレイス型事業を集約した「SBF'」を設立して株式公開する戦略だ。一方、ビジネスドメインが同種なものの例としては、クレジット・ローンのイー・ネットカード、総合リース業のウェブ・リース、今後設立予定の中小企業ローン企業など間接金融型事業を集約した「SBF'」を同様に設立する。 さらに、グループを金融事業群と非金融事業群に分け、非金融ではソフトバンク・インベストメント（SBFの持株比率＝84.63％）を第2の中核に置き、非金融事業にも進出する。
●バーコード事業「デジタルマーケティング」設立
このほか、（1）日本ユニシスと提携して401（k）運営管理機関の新会社（2）コクド、イー・リアルエステート、イー・ゴルフが30％ずつ出資してリゾート物件を中心に販売する不動産販売会社（3）バーコード事業への進出―などを予定している。 このうち、バーコード事業は、SBFと出版のディジット（4786）が中心となり、他の技術系企業などの出資も仰ぎ「デジタルマーケティング（仮称）」を資本金20億円で設立する計画。技術系には韓国の企業も加わる見込みで、同国での展開も考えているという。印刷されているバーコードをリーダーで読みとると、入力しなくとも自動的にWebサイトにアクセスすることが可能で、ディジットの「HomePC Net」ではすでに利用されている。将来は携帯電話にもリーダー機能を付加し、広告や商品カタログ、各種解説、アンケート、名刺などネットとリアルを融合させた使い方を考えていく計画。
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（別井貴志）
2001/01/30
18:50
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