「エムタウン」のロゴ

　 みずほフィナンシャルグループと同グループなどが設立したエムタウンは30日、会員制ポータルサービス「エムタウン」を31日に開設すると発表した。同時に開業するインターネットバンキング専業の「富士銀行エムタウン支店」と連携し、（1）金融ポータル（2）ECコミュニティ（3）ネットバンキング―の3分野からなる総合サービスを展開する。

　 エムタウン（em-town）は、「Electronic Mizuho」の略で、さまざまな商品やサービスが集まった賑わいのある街をイメージして名づけたという。金融機関をはじめ、専門店、旅行会社など業種の壁を超えた約70社が出店し、ワンストップショッピングの場を提供する。月額210円の会員制サイトだが、富士銀のエムタウン支店に口座を開設すれば、会費は無料となる。決済は、通常のクレジットカードや現金振込のほか、エムタウン支店口座での引き落としやデビットカードが利用できる。

　 また、会員1人ひとりに専用ページ「My em-town」を用意、記念日や運転免許の更新日などの情報を事前に登録することで、さまざまな関連情報を提供するサービスも行う。当面100万人の顧客確保を目指す。1年目は5億円、3年目で20億円の売り上げを見込んでおり、今後はICカードとの連携や日本版401k（確定拠出型年金）を含めたB2Eマーケットでのサービスを提供することも視野に入れている。

富士銀行エムタウン渡辺淳子支店長（左） みずほホールディングス杉田力之社長（中央左） みずほホールディングス篠田紘明常務（中央右） エムタウン片桐正社長（右）