コニカ(4902)は24日、液晶ディスプレイ(LCD)の偏光板用トリアセチルロース(TAC)フィルム工場を神戸に建設する、と発表した。パソコンや携帯情報端末などの需要増によってLCDの基幹的な材料であるTACフィルムも需要増が予想されることから、コニカとしては2番目の工場を建設することに決めた。2002年4月に稼働を開始する。
優れた光学特性や表面平滑性をもつTACフィルムは、LCDに不可欠な材料である液晶偏光板の1つを構成するもの。今後年平均で前年比20%増ずつの市場需要が見込まれている。
このためコニカは同社2番目のTACフィルム生産工場を、神戸市西区高塚台の同社神戸事業所敷地内に約75億円で建設する。延べ4,200平方メートルの規模で年間3,000万平方メートルの生産能力がある。
また、すでに神戸事業所敷地内にある第1工場は、現在増設を進めており、全てが完成する2002年には年間6,000万平方メートルの生産能力を持つことになる。
■URL
・ニュースリリース
http://www.konica.co.jp/info/release/news/0124.html
・コニカ
http://www.konica.co.jp/
(市川徹)
2001/01/24
17:00
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