日立製作所(6501)、富士電機(6504)、明電舎(6508)の3社は、変電と配電分野で幅広い提携関係を結ぶとともに、2001年7月をメドに共同出資会社を設立することで合意した。同市場において大規模クラスの日立と、中小容量クラスに強い富士電機、明電舎の3社がノウハウを持ち寄って総合的なソリューション事業を立ち上げるのが狙い。年間売り上げ規模1,500億円の新会社を作り上げる。
提携はまず3社が送変電、受変電、配電機器の開発、製造、サービスの技術や施設などを相互に活用することにある。資材調達なども共同で行い、製品や製造拠点の再編作業に着手する予定。
また7月に設立する新会社(名称は未定)は、同分野のハードウェア開発や設計製造に焦点を当て、従業員2,000人規模を想定。電力の自由化や規制緩和が進みIPPと呼ばれる独立電力供給事業者も登場。既存の企業は新しいニーズに迫られていることから、3社も手を組むことに決めた。
■URL
・ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/0101/0123/
・日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
・明電舎
http://www.meidensha.co.jp/
・富士電機
http://www.fujielectric.co.jp/
(市川徹)
2001/01/24
10:14
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