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高機能と低価格に2極化進むデジカメ~コンピュータ・ニュース社調査

  高性能と低価格機の二極化が鮮明に―。コンピュータ・ニュース社がまとめた2000年のデジタルカメラ市場調査によると、首位に立ったキヤノン(7751)のIXY DIGITALなどが上位を占める一方で、バンダイ(7967)のC@Mailのように機能と価格を抑え込んだ機種もランクインするなど、売れ筋価格帯に広がりを見せる結果となった。

  調査は、コンピュータ・ニュース社が東名阪におけるパソコン大手販売店318店舗からの日次販売データを集計したもの。

  それによると、上位5機種はキヤノン「IXY DIGITAL」、富士写真フイルム(4901)「FinePix4700Z」、ソニー(6758)「Cyber-shot(2000年10月発売機)」、富士写真「FinePix40i」、ソニー「Cyber-shot(2000年3月発売機)」。画像鮮明度の目安となる画素数はいずれも200を超えるものばかりで、高機能高価格帯機種がズラリと並んだ。

  一方で6位に入ったオリンパス光学工業(7733)の「CAMEDIA C-960ZOOM」や11位の高木産業「PURPOSE35万画素カメラ」など、低価格機も好調。ニーズは高解像度一辺倒ではなくなったようだ。

■URL
・コンピュータ・ニュース社マーケットビュー
http://www.computernews.com/marketview/marketview.htm

(市川徹)
2001/01/22 10:42