松下電器産業（6752）は18日、韓国LG Electronics社と家庭用エアコン分野で協力関係を結ぶことで合意したと発表した。両社の生産拠点を活用して部品と製品の相互に供給し、2001年9月までに約100億円に上る相互供給を実施する見通しだ。

　 2社の家庭用エアコン分野における関係は、1984年からスタート。1999年3月でいったん契約を終え、今回の協力体制構築はこれに次ぐものとなった。

　 部品や製品の相互供給に加え、LGは松下と東芝（6502）が既に始めている廃家電処理事業に参加し、同社が日本市場で販売している家電商品の再資源化も進める。2001年4月の特定家庭用機器再商品化法（家電リサイクル法）の施行に伴うもので、さらに両社は技術や部材などの技術交流会を共同で開催するなど、積極的な交流をはかっていく計画だ。