松下電器産業(6752)は、米国のエアコン用コンプレッサー生産子会社である「アメリカ松下コンプレッサー」(MCCA、ノースカロライナ州)での生産を今年3月30日で打ち切ることを決めた。米国内のエアコンメーカーの生産減少に伴うもので、世界的な生産再編の一環となる。既に従業員約550人に生産停止措置を伝えた。
MCCAの生産分は今後、マレーシア、中国を中心としたアジア地域に移管する計画。MCCAは松下電器の全額出資で1989年7月に設立され、これまで約1,500万台のコンプレッサーを生産している。2000年3月期の売上高は9,883万ドルだった。松下は2001年4月からの中期経営計画で、世界での最適生産を追求する方針を打ち出しており、今回の措置もその方針に沿ったものとなる。
■URL
・ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn010113-1/jn010113-1.html
・松下、3カ年で1,400億円のIT投資~4月に松下電子を吸収合併
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/10/doc1616.htm
(沖野宗一)
2001/01/15
10:33
|