マネックス証券(8626)は22日、世界初のゲームソフトに投資する公募ファンド「ゲームファンド ときめきメモリアル」の募集を今月20日に終了し、設定額は7億7,000万円になったと発表した。
同ファンドは、コナミ(9766)のアイデアに基づき昨年11月頃からみずほ証券がおよそ1年間かけて商品開発を行ったもので、マネックス証券が11月9日から独占して募集・販売した。調達資金は、2001年度に発売予定の恋愛シミュレーションゲームソフトの新作「ときめきメモリアル3」と女性ユーザー向け新作「新ときめきメモリアル」(両タイトル共に仮称)の制作・販売を行う資金に充てられ、投資家はソフトの販売数に応じて収益が配分される仕組み。
ファンドの募集では目論見書の請求は7,462件あったという。申込件数は2,738件で、同証券が前回募集(運用は第一勧業アセットマネジメント)した日本初のオンライン証券専用投資信託「マネックス・日本成長株ファンド」(愛称:ザ・ファンド@マネックス)の2,550件を上回った。このファンドのために、新規口座を開設した投資家も多かったようだ。
今後、コナミがゲームの制作を進めていくが、マネックス証券ではWebサイトを通じてソフト制作に関する情報などディスクローズを積極的に行っていくという。また、同証券では今回のファンドのように、コンテンツの証券化商品を個人投資家に引き続き提供していく構えだ。
■URL
・「ゲームファンド ときめきメモリアル」お知らせ
http://www.monex.co.jp/static/MONEX/HOM/HOM_VWhats_GFrm.html
・世界初の投信「ゲームファンド ときめきメモリアル」~11月から募集
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/25/doc817.htm
・投資信託でも手数料の引き下げ競争が始まるか(INTERNET Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0615/monexf.htm
(別井貴志)
2000/12/22
14:11
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