データセンターサービスのクロスウェイブコミュニケーションズは20日、仙台市内に建設していた「仙台データセンター」が完成し、東北エリアでのサービス受付を開始したと発表した。東京など既存施設5カ所に次いでの完成で、これによって全国の大容量光ネットワーク網が構築したことになる。
仙台データセンターは、これまでに建設された東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の各センターが作るネットワーク網と直結してそれぞれのデータセンターと相互にバックアップできるような体制を敷いた。
同社は、1998年10月にIIJとソニー(6758)、トヨタ自動車(7203)の共同出資によって設立した日本初のデータ通信専用の通信会社。ファイバー回線を利用し、データ通信専用の高速、大容量の基幹ネットワークを構築し、高速バックボーンや広域LAN、データセンターなどの各種サービスを手掛けている。
今後は東京センターの拡張、横浜、埼玉県川口市などで施設の増強を進める計画で2003年末までに63,100平方メートル分の増設が完成する。
■URL
・クロスウェイブコミュニケーションズ
http://www.cwc.co.jp/index_flash.html
・クロスウェイブが光ファイバー関連など新会社2社設立
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/28/doc259.htm
・クロスウェイブ、光通信によるデータサービスを開始
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/01/doc1235.htm
・IIJ系のクロスウェイブが米NASDAQに新規上場
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/07/doc124.htm
(市川徹)
2000/12/20
14:08
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