富士通(6702)は20日、デジタル社会の行政サービスを模擬体験できるモデルルーム「ネット・コミュニティ」を霞が関に近い東京千代田区内幸町に開設した。電子行政ソリューションの情報発信拠点として、世界の最先端システムや政府・自治体と共に提案する電子行政の姿を具体的に紹介していく。
2003年度の実現をめざす電子政府関連の市場獲得の拠点とする。霞が関近郊には、すでに日立製作所(6501)もショールームを開設しており、情報各社の競争が本格化する。
富士通の施設の広さは660平方メートル。プロローグスペース、デモンストレーションスペース、ソリューションスペース、コンサルテーションの4コーナーで構成される。デモンストレーションスペースでは企業、行政機関などで申請、受付、審査などの電子社会での活動を体験できる。また、インターネット上での次世代記述言語のXMLやブロードバンド、エージェント、暗号化などの最先端技術も紹介する。利用時間は平日10時から17時まで。
■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2000/12/19.html
・富士通
http://www.fujitsu.co.jp/
・電子政府体験のHPを開設~日立がシステム販促で
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/15/doc1044.htm
(塩谷麻樹)
2000/12/20
11:25
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