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電気ポットでお元気確認~象印マホービンとドコモ

  象印マホービン(7965)は、NTTドコモ関西、富士通(6702)と共同で開発したIT機能搭載の電気ポットにより、離れて暮らす家族の生活状況を確認するサービスを始める。「みまもりほっとライン」という名称で、2001年3月21日から開始の予定。高齢の両親と離れて暮らしている人の利用を見込んでおり、25日から予約を受け付ける。

  NTTドコモ関西の無線通信機を内蔵した電気ポット(iポット)を使い、利用者がお湯の出し入れをすると、操作信号が自動的にドコモのパケット通信サービス「DoPa」を通じて富士通のサーバーに送られる。遠隔地の家族は、パソコンや携帯電話で専用のホームページにアクセスできる。また1日2回、メールで使用状況が配信される。ポットの使用状況は過去1週間分閲覧でき、日常の何気ないチェックで安心感を得られるとしている。料金は初回契約料が1万5,000円(2001年3月10日までは1万円)。月額利用料は3,000円で電気ポットは無料貸与となる。今後2年間で1万件の契約を目指す。

■URL
・象印マホービン
http://www.zojirushi.co.jp/
・NTTドコモ関西
http://www.docomo-kansai.co.jp/
・富士通
http://www.fujitsu.co.jp/

(塩谷麻樹)
2000/12/19 14:21