日本オラクル(4716)は、Palm端末を使ったソリューションでイリンクスと、Linux分野でコンパックコンピュータ、ターボリナックス2社と、それぞれ戦略的な提携関係を結んだ。いずれも相手企業のノウハウやハードウェアにオラクルのデータベースサーバーソフトなどを組み合わせて高度なソリューション事業を展開していく計画。サービスやサポート面でも補完し合ってマーケットの拡大を図る。
PalmOS搭載機用Webブラウザーなどを開発するイリンクスとの提携は、イリンクスのPalm用ブラウザやデータサーバーと、オラクルのアプリケーションサーバーを組む合わせるもの。パソコンではなく、携帯情報端末のPalm機を使って営業支援、在庫管理、受発注などのWebアプリケーションを核としたインフラを構築できるようにする。
一方、コンパックとターボリナックスとの提携は、サーバーOSのターボリナックスをインストールしたIA(インテルアーキテクチャー)サーバーにコンパックのマシンを用意し、オラクルはWeb対応のLinuxサーバーソフトを提供して、統合化したソリューションを展開する予定。サービスとサポートも共同で進めるほか、オラクルは技術的な検証、オラクルとコンパックによる共同マーケティングも行いたい考えだ。
■URL
・日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/
・イリンクス
http://www.ilinx.co.jp/
・コンパックコンピュータ
http://www.compaq.co.jp/
・ターボリナックス
http://www.turbolinux.co.jp/
(市川徹)
2000/12/15
16:52
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