日本オラクル(4716)は14日、企業がE-ビジネスを実現するためのソフトウェアを統合した「Oracle9i」を2001年夏にも国内出荷する見通しを明らかにした。データベースとアプリケーションの各サーバーソフトを組み合わせ、新しく開発したWeb Cacheを搭載してインターネットアクセスを高速にするなどの新機能も加えた。およそ260社のパートナー企業の協力を得て本格的な販売に結び付ける。
まず「Oracle9i Database」は、大量のトランザクションが発生する大規模システムに対応するクラスタリング機能を導入。ネットワークを管理の機能を持つノードの数が急増しても、システムの正常な性能を維持するほか、どれかのノードに障害が起きても残りのノードで運用できる仕組みを持っている。
一方の「Oracle9i Application Server」には新機能のWebCasheを導入。データベースと連携して従来は実現できなかった動的コンテンツのキャッシュも実現した。E-コマースのような検索や更新が頻繁に行われるサイトでは特に威力を発揮する、という。
■URL
・日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/
・オラクル、e-ビジネス対応の新料金体系へ~2001年1月から
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/12/04/doc1253.htm
(市川徹)
2000/12/14
13:43
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