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富士通、次世代携帯電話向けメモリー開発~低消費電力化実現

  富士通(6702)は、次世代携帯電話向けの16メガビットFCRAM(ファーストサイクルランダムアクセスメモリー)を開発し、2001年2月にサンプル出荷を開始すると発表した。独自技術をさらに高速化して携帯電話の高機能化に対応する。

  発売するのは「MB82D01171A」。同社独自の開発であるメモリーコア技術FCRAMを核にして、稼動時電流が従来より30%以上低い20ミリアンペアという低消費電力を実現。スタンバイ時では70マイクロアンペア程度に抑え込んだ、という。

  携帯電話用の標準メモリーインターフェースである非同期SRAM型を採用したので、システム設計者は特別なものをオプションとして加えることなく、同メモリーを利用することが出来る。

  サンプル価格は3,000円。2001年半ばの本格販売を目指し、1カ月の売り上げを400万個に設定している。

■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/news/2000/12/6.html

(市川徹)
2000/12/07 11:39