東芝(6502)は、低消費電力型のスタティックRAM(SRAM)としては、業界で最大の16Mbitのメモリーを備えた大容量型の半導体を商品化した。携帯電話端末などモバイル機器に適しており、12月25日からサンプル出荷を始める。
このメモリーの商品コードは「TC55W1600FT」。2001年2月から量産に入る予定で、月産10万個規模を計画している。線幅0.18マイクロのCMOSプロセスを採用して大容量化を実現した。待機時の電流は5マイクロアンペア(3.1ボルト時)で、データへのアクセス時間は55ナノ秒。モバイル機器のほか、交換機や工業用ロボットなど産業分野にも適しているという。
■URL
・ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2000_12/pr_j0601.htm
・世界初のSRAM互換16メガRAM~NECがモバイル向けにサンプル出荷
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/24/doc230.htm
(沖野宗一)
2000/12/07
10:16
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