大和インベスター・リレーションズは5日、優秀なインターネットIR(投資家向け広報)サイト企業を選ぶ「2000年インターネットIR・ベスト企業(日本)」を設定し、ミネベア(6479)、日立製作所(6501)、NEC(6701)、ソニー(6758)、住友銀行(8318)、NTT(9432)、東京ガス(9531)の7社を選定したと発表した。
選定は、10月1日から11月24日の期間にわたって、主要上場・公開会社400社のWebサイトのIRページをレビューし、株価や財務データ、アナリストミーティングなど各コンテンツ評価項目を100点満点で採点した。
業種別のランキングでは全業種の平均は23.5点で、平均を上回る業種は13業種あった。上位3業種は、通信業、証券業、保険業と、グローバル市場での競争にさらされている業種だった。これらは、外国人投資家の比率が高くネットビジネスが業績に与える影響も大きいためネットを使ったIRでも積極的で、高得点につながったとみられる。
下位は、小売業、金属製品、建設、陸運、鉱業、倉庫・運輸と上位とは対照的で、いわゆるオールドエコノミーと呼ばれる業種が多い。
一方、今回の選定は米国の代表的株価指標のひとつであるダウ工業株平均採用銘柄30社を対象としても行われた。その中で、ベスト13社を選定したが、アルコア(AA)やキャタピラ(CAT)などといった日本の業種別では下位にランクされるような業種の企業もランクインしている。
また、ベスト企業に選出された日本企業7社の英語版のWebサイトは、これら米国の30社に比肩するコンテンツを示しているという。
■URL
・大和インベスター・リレーションズ
http://eir.daiwair.co.jp/
(別井貴志)
2000/12/05
12:49
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