システム開発などを手がける計算機科学研究所は、NTTデータ(9613)や東洋エンジニアリング(6330)などと共同で、アプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)の新会社「きっとエイエスピー」を設立した。中小企業やSOHO事業者向けに、ASPサービスを1台のサーバーで簡単に利用できるシステムやソフトの開発を目指していく。
新会社の名前の由来は、道具「Kit(きっと)」とASP事業の発展はこれからという期待をこめてつけたもの。資本金は1,200万円。計算機科学が20%を出資し、残りをNTTデータ、東洋エンジニアリング、オムロン(6645)、日本コンラックス(6970)、トレンドマイクロ(4704)が出資した。日立製作所(6501)も手を挙げており、この他にもシステムインテグレーターやデバイスメーカーなどとパートナー関係を組むことも考えているという。
今後の売上などの見通しは未定だが、2003年3月期に約10万台のSOHO向けのサーバーを販売する計画としている。
■URL
・計算機科学研究所
http://www.rics.co.jp/index.html
・ASP事業者向けソリューションを展開~サイバーソリューションがコンパックなどと
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/11/30/doc1212.htm
(塩谷麻樹)
2000/12/05
10:02
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