ニフティは30日、ADSL回線を使ったブロードバンドインターネット接続サービスの全国展開に向けて、12月5日から申し込みを受け付けると発表した。すでに今年7月からADSLの実験は続けてきており、今回通信キャリア5社と提携することで大幅な事業拡大に踏み切ることとなった。

　 ADSLは従来の電話回線を使って高速デジタル通信を可能にする技術。ニフティでは7月からNTT東日本と、8月からイー・アクセスとそれぞれ共同で東京と大阪を中心に実験を行ってきた。

　 今回は2社に加え、日本テレコム（9434）、四国情報通信ネットワーク、東北インテリジェント通信、TOKAIの4社と提携した。イー・アクセスを皮切りに2001年春ごろまでにすべての申し込み受付をスタートさせる。

　 ニフティでは、自社のブロードバンドユーザー数が2002年3月までに35万人、2003年には100万人をクリアする、と見通している。