日本テレコム(9434)の全額出資子会社のJENSは28日、米AT&T、英BTの子会社であるBTイグナイトとインターネットデータセンター(iDC)事業で業務提携したと発表した。高レベルで広域なiDC構築の需要が高まっているのに対応、11カ国30カ所にまたがる世界規模のサービス提供を図っていく。
3社が展開するiDCの名称は「VIPSセンター」。提携により、JENSはAT&T、BTが米国と欧州でそれぞれ提供するサービスについて、見積もりの作成からサービスの申し込み、利用料金の日本円での請求、カスタマーサービスまでを一貫してサポートする。同日、都内で記者会見したJENSの中野豊社長は「3社が共同でサービスの質の一層の向上を図り、多国籍企業やドットコム企業の開拓を促進したい」と述べた。
JENSは現在、都内2カ所にセンターをもっているが、2001年2月には大規模なセンターを東京・池袋に開設する計画。今後は首都圏地区を中心に業務を拡大していく方針でそれ以外の地域でも需要に見合ったセンターの構築を手掛けていきたいとしている。
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グローバルなサービスの実現で表情も柔らかな
BTイグナイト コンテント・ホスティング部門の
バーノン・アービン社長(左)
AT&Tウェブ・ホスティング部門の
サンフォード・ブラウン副社長(中央)
JENSの中野豊社長(右)
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■URL
・ニュースリリース
http://www.spin.ad.jp/news/20001128.html
・JENS
http://www.spin.ad.jp/
・BT
http://www.bt.com/index.jsp
・AT&T
http://www.att.com/
(塩谷麻樹)
2000/11/28
19:08
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